Last-modified: 2015-02-07 (土) 12:12:23 (776d)

【MiG-1.44】(みぐいちてんよんよん)

旧ソ連(ロシア)のミグ設計局が開発した、第5世代戦闘機概念実証機
NATOコードでは「フラットパック(FlatPack?)」と呼ばれる。

本機は、アメリカのATF計画に対抗して、1981年に発表されたMFI?*1計画で提案されたMiG-1.42?のデモンストレーター機として1989年に開発が始まったが、計画中にソ連が崩壊し、財政難で先行きが危うくなり、長い間保管されていた。
1997年にMFI計画が中止となった後、ライバルであるスホーイ社のSu-47が初飛行したため、1.44の写真を1998年12月に公表し、2000年に初飛行に成功した。

機体の形態はクロースカップルドデルタ翼で、主翼後縁にはエルロン?を兼ねたフラップを2枚有するほか、垂直尾翼直下の機体下部に舵面付きのベントラルフィンを装備している。
エンジンは本機のために開発されたAL-41F?ターボファン推力20,000kg(A/B時))を2基搭載する。
このエンジンは、二次元推力偏向ノズル(縦方向)を装備し、それぞれ左右に15度、上下に8度ずつ可動する。

レーダーは、ファザトロンN014「ジュークRN」パッシブフェイズドアレイレーダーを搭載する予定であった。
高出力のフェイズドアレイレーダーで、そのため機首のサイズは迎撃機のMiG-31M「フォックスハウンド」に匹敵する。
また、後方捜索のために機体後部にもレーダーアンテナを有する。

機首には赤外線捜索システムとレーザー測距装置が装備されている。両アンテナは引き込み式である。

武装は、固定兵装として主翼付け根に機関砲を装備し、ミサイルや対地攻撃兵装等は内部のウェポンベイに収容される。
また、プラズマステルスを装備しているといわれているが詳細は不明である。

しかし、ロシア空軍ではスホーイ社のPAKFAに興味を示しており、本機が量産される可能性は低いと見られる。

スペックデータ

乗員1名
全長19m
全高4.5m
全幅15m
主翼面積90.5
空虚重量18,000kg
最大離陸重量35,000kg
発動機リューリカ=サトゥールン AL-41Fターボファン×2基(推力約175kN(A/B時))
最大速度マッハ2.6
航続距離4,000km
実用上昇限度17,000m
固定武装GSh-301 30mm機関砲×1門
兵装
AAMR-77R-73/-74R-37
ASMKh-29Kh-31?Kh-55?Kh-61(P-800)?Kh-41(P-270)?
爆弾KAB-500/500L/500KR
KAB-1500TK
ODAB-500P



*1 多目的前線戦闘機。

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