Last-modified: 2017-02-21 (火) 02:09:17 (210d)

【Mi-14】(みるじゅうよん)

ソ連のミル設計局で開発された対潜ヘリコプター
NATOコードはヘイズ(Haze)。
Mi-8「ヒップ」の改良発展型であるMi-17「ヒップH」と並行して開発作業が進められ、1973年に原型機が初飛行した。

機体構造はMi-8を踏襲しているが、テイルローターが左側に移されたほか、胴体を水密構造とし下部を艇体型にした。
降着装置は引き込み式となり、主脚を収納するスポンソンには膨張式フロートが装備されており着水時に浮力を与え安定性を高めている。
また、テイルブーム後端にもゴムパック式のフロートが装備されており、水面にテイルローターが接触・破損するのを防いでいる。
魚雷・爆雷等は胴体内に搭載しており、底部を開き投下される。

主なバリエーションとして、対潜作戦型のPLのほか、機雷掃海型のBT、捜索救難型のPS、民間型のPが製作され、民間型はアエロフロート航空などで就役している。

現在でもロシアのほか、ウクライナ、ポーランド、リビア、北朝鮮などで運用されている。

スペックデータ

乗員4名
全長25.30m
胴体長18.20m
全高6.93m
主ローター直径21.29m
円盤回転面積356
空虚重量8,900kg
最大離陸重量14,000kg
エンジンイソトフ(現クリーモフ)TV3-117Mターボシャフト推力2,200shp)×2基
速度
(最大/巡航)
124kt/108kt
海面上昇率N/A
実用上昇限度3,500m
航続距離612nm(1,133km)
兵装AT-1またはAPR-2対潜魚雷航空爆雷、Kh-23「グロム(AS-7「ケリー」)」AGM
レーダー12-M捜索レーダー
哨戒装備APM-60曳航式MAD、OKA-2ソノブイ


派生型

  • V-14:
    試作・原型機。

  • Mi-14PL「ヘイズA」:
    対潜哨戒型。
    機首下面に12-M捜索レーダー、胴体後部にAPM-60曳航式MAD、OKA-2ソノブイを装備。
    胴体内武器庫に航空爆雷、AT-1対潜魚雷またはAPR-2対潜魚雷などを搭載する。

  • Mi-14PL ストライク:
    Kh-23「グロム(AS-7『ケリー』)」空対地ミサイルを装備した型。

  • Mi-14PLM:
    PL型の電子機器を更新した型。

  • Mi-14PŁ(Mi-14PW):
    ポーランド海軍向けの改良型。
    主に捜索・救難用途に用いられた。

  • Mi-14BT「ヘイズB」:
    機雷掃海型。
    機首下面に捜索レーダー、テイルブームにドップラーレーダー2基を装備。

  • Mi-14PS「ヘイズC」:
    捜索救難型。
    胴体左舷に大型スライドドアや引き込み式救難ホイスト、機首側面にサーチライトを装備。

  • Mi-14PX:
    PL型ベースの捜索救難訓練型。
    ポーランド海軍で運用されたが、後に対潜型に戻された。

  • Mi-14PZh:
    BT型ベースの消防型。

  • Mi-14PZh「エルミネーターIII」:
    BT型ベースの消防型。

  • Mi-14GP:
    民間型の輸送または旅客型。

  • Mi-14P:
    客席と24人分の座席を装備する民間型。
    アエロフロート航空などで就航中。


トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS