Last-modified: 2022-07-19 (火) 18:42:49 (20d)

【MGM-140】(えむじーえむひゃくよんじゅう)

MGM-140"ATACMS(エイタクムス)*1"

アメリカのロッキード・マーティン社が製造している地対地ミサイル短距離弾道ミサイル(SRBM))。
発射機は主にM270・M270 IPDS・M270A1といったMLRSHIMARS*2を使用し、他のMLRSロケット弾と同じように6つのくぼみをつけて偽装されたキャニスターに2基(HIMARSの場合は1基)搭載される。

最初の実戦参加は1991年の湾岸戦争(砂漠の嵐作戦)で、この時は合計332発のATACMSミサイルがM270 MLRSより発射された。
また、2003年のイラク戦争では450発以上ものATACMSミサイルが発射された。

アメリカ陸軍のほか韓国、ギリシャ、トルコにも輸出・運用されている。

スペックデータ

全長3.98m
直径61cm
翼幅1.4m
発射重量1,673km(Block1)
1,321kg(Block1A)
1,483kg(Block2)
射程25〜165km(Block1)
100〜300km(Block1A)
飛行高度48km+
命中精度225m
エンジンAtlantic Research Corps.製1段式固体ロケット
ペイロード単弾頭
弾頭重量560kg(Block1)
160kg(Block1A)
268kg(Block2)
弾頭M74 bomblets950個
誘導方式慣性誘導(Block1)/慣性誘導+GPS(Block1A,Block2/2A,Block3)


バリエーション

  • MGM-140A Block機
    初期型。従来はM39と呼ばれていた。射程180km。
    慣性誘導方式で950個のM74"APAM*3"子爆弾を搭載する。

  • MGM-140B BlockA:
    気硫良型。従来はM39A1と呼ばれていた。射程165km。
    275個のM74子爆弾を搭載し、軽量化とGPS誘導の追加により射程が延長されている。

  • MGM-164 ATACMS Block供
    気硫良型。当初はMGM-140C/M39A3と呼ばれていた。
    13発のBAT 無動力滑空型誘導式子爆弾を搭載できるように設計されていた。
    2003年に開発中止となった。

  • MGM-168 ATACMS BlockA:
    気硫良型。当初はBlockA unitary(MGM-140E)と呼ばれていた。
    ユニット型HE弾頭(230kg)を搭載している。
    誘導方式はMGM-140Bと同じGPS/INS誘導である。


*1 Army Tactical Missile System.
*2 High mobility artillery rocket system:高機動ロケット砲システム。
*3 anti-personnel/anti-materiel:対人/対物の略。

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