Last-modified: 2019-10-31 (木) 13:49:04 (21d)

【MD900】(えむでぃーきゅうひゃく)

McDonnell? Douglas MD900 "Explorer(エクスプローラー)"

マクダネル・ダグラス(現MDヘリコプターズ)社が1990年代に民間向けとして開発・生産したヘリコプター
1992年に初号機が初飛行した。

前作のMD600Nと同様、8人乗りのノーター式であるが、本機の特長は胴体が四角く、キャビンに隔壁が存在しないため、後部座席を外せば2人分の担架を載せることができる点である。
また、振動や騒音が少ない点も特徴である。
なお、トランスミッションは日本の川崎重工業ガスタービン・機械カンパニー(明石工場)が開発・供給している。

このため、比較的小型ながら救急搬送の用途に適しており、日本でも出力向上型のMD902がドクターヘリや報道ヘリとして運用されている。
軍用機としては「MH-90『エンフォーサー』」の名称でアメリカ沿岸警備隊が1998年〜2000年まで試験運用したほか、メキシコ海軍が少数を運用している。
また、武装可能なMD969「コンバット・エクスプローラ」が開発されたが、採用者は現れていない。

参考リンク:(https://www.mdhelicopters.com/md-902-explorer.html

md902.jpg
MD902

スペックデータ

乗員数1〜2名
乗客数6名
ペイロード1,163kg(内部)または1,361kg(吊り荷)
全長9.85m
全高3.66m
主ローター直径10.31m
円板面積83.52
空虚重量1,531kg
最大離陸重量2,835kg(内部負荷)
3,129kg(吊り荷)
エンジンプラット&ホイットニー・カナダ PW206Eターボシャフト×2基
P&W・C PW207Cターボシャフト×2基(MD900)
P&W・C PW207Eターボシャフト×2基(MD902)
軸出力MD900:550shp(410kW)(PW206E)/572shp(421kW)(PW207C)
MD902:646shp(475kW)
超過禁止速度259km/h
巡航速度248km/h(海面上、最大巡航)
航続距離542km(高度1,500m)
上昇限度5,335m
上昇率5.1m/s
ホバリング高度限界3,400m(地面効果、国際標準大気


バリエーション

  • MD900「エクスプローラー」:
    初期生産型。
    エンジンはプラット&ホイットニー・カナダPW206A(またはPW206EまたはPW207E)を搭載。

  • MD901「エクスプローラー」:
    チュルボメカ「アリウス」ターボシャフトを搭載する民間モデル。生産されず。

  • MD902:
    改良型。
    エンジンはプラット&ホイットニー・カナダPW206EまたはPW207Eを搭載。

  • MH-90「エンフォーサー」:
    アメリカ沿岸警備隊向け。
    1998〜2000年までHITRON(Helicopter Interdiction Tactical Squadron)で運用されていた。

  • MD969「コンバット・エクスプローラ」:
    武装ヘリコプター型。


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