Last-modified: 2014-07-29 (火) 23:09:29 (3557d)
【LCF】 †
- Low Cost Fighter(低コスト戦闘機)。
1970年代、アメリカ空軍が立案した小型戦闘機の開発計画。
当初は「LWF」(軽量戦闘機計画)と呼ばれていた(立案の経緯についてはLWFの項を参照のこと)。
この計画による競争試作に、ジェネラル・ダイナミクス(現ロッキード・マーチン)社はYF-16を、ノースロップ社はP530「コブラ」(YF-17)を以って参加。
評価の結果、ジェネラル・ダイナミクス社の案がF-16として採用された。
- Low Capability Fighter(低能力戦闘機)。
1項のLCF計画に対する皮肉の意味を込めた隠語。
しかし、そのような揶揄を受けつつ世に送り出されたF-16は、極めて高い潜在能力を評価されて数々の派生型を生み出し、アメリカを代表する優秀なマルチロールファイターとして大成している。
また、このコンペティションに敗れたYF-17も海軍によってF/A-18として採用され、こちらも優秀なマルチロールファイターとしての地位を確立している。
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