Last-modified: 2017-01-13 (金) 10:46:25 (309d)

【Ka-50】(かもふごじゅう)

Kamov Ka-50
ロシアのカモフ設計局がMi-24の後継機として開発した攻撃ヘリコプター
NATOコードHokum(ホーカム)愛称は「チョールナヤ・アクーラ*1」。
実戦試験として、チェチェン紛争において8機が投入された。

前作のMi-24とは違って完全な攻撃ヘリコプターとして設計されたため、兵員輸送能力を持たない。
コックピットは大幅に自動化され、攻撃ヘリコプターとしては世界初の単座型を実現した。
また、アフガニスタンでの戦訓からメインローターは二重反転ローターを採用し、機体側面には多数のメンテナンスハッチを設け、局地戦での整備を容易にしている。

防御面では、NATO諸国軍が持つ12.7mm重機関銃徹甲弾に耐えられる強度の装甲を装備した他、風防キャノピーの防弾ガラスにも上記と同等の耐久性を備え、パイロットの生存性を高めている。
また、万が一の場合にも射出座席によって迅速なベイルアウトを可能とする。

スペックデータ

タイプKa-50Ka-52
乗員1名2名
主回転翼直径14.5m
全長16.0m
全高4.93m
ローター回転面積165.1
通常離陸重量9,800kg
最大離陸重量10,800kg10,400kg
最大兵装搭載量3,000kg
エンジンターボシャフト×2基
クリモフ TV3-117VMA
(出力1,633kW)
クリモフ TV3-117VMA-SB3
(出力1,838kW)
最大速度167kt
海面上昇率-480m/min
垂直上昇率600m/min(高度2,500m)-
実用上昇限度5,500m
ホバリング高度限界
(OGE)
4,000m3,600m
航続距離1,200km(フェリー時)270nm
戦闘行動半径135nm-
固定武装2A42 30mm機関砲×1門(弾数470発(AP弾240発+HE弾230発))
兵装下記兵装を最大2,000kgまで搭載可能。
対戦車ミサイル9K121「ヴィキール」(AT-16「スカリオン」)(最大12発)
9M120(AT-12「スウィンガー」)
空対空ミサイル9M39「イグラ-1V」(最大4発)
R-60(最大4発)
R-73(最大4発)
対レーダーミサイルKh-25P
ロケット弾B-8V20Aロケット弾ポッド(S-8ロケット弾20発×最大4基)
B-13L1ロケット弾ポッド(S-13ロケット弾10発×最大2基)
機関砲UPK-23-250 2連装23mmガンポッド×2基(弾数940発)
爆弾FAB-500 500kg爆弾(最大4発)
その他500リットル増槽(最大4発)

派生型

  • Ka-50:
    基本型。

  • Ka-50Sh:
    単座夜間攻撃機型。
    非公式愛称は「ノチュノーイ・オホートニク*2」。

  • Ka-50N:
    単座夜間攻撃ヘリコプター型。

  • Ka-50-2「エルドガン」:
    NATO向けに開発された複座型。
    AH-1と同様、タンデム(縦列配置)式操縦席を採用している。
    トルコの次期主力攻撃ヘリコプター選定の候補として挙げられたが、結局AH-1Zに破れた。

  • Ka-52:
    Ka-50の複座偵察攻撃ヘリコプター型。
    愛称は「アリガートル*3」。NATOコードはホーカムB。
    夜間攻撃用に「サムシート*4-50BM-1」温度探知システムが搭載され、レーザー誘導ミサイルによる攻撃力の向上が図られている。

    • Ka-52K「カトレン*5」:
      ロシア海軍向け。
      対腐食・塩害性対策、ローターと翼の折り畳み機能の導入、不時着水時の乗員生存システム、海上での緊急着水システムなどが盛り込まれている。
      また、ジュークA?をベースに小型化した新型フェイズドアレイレーダーを搭載し、Kh-31?Kh-35?空対艦ミサイルの運用能力の付加も予定されている。

    • Ka-54:
      Ka-52から開発されたタンデム複座式の派生型。
      操縦席周辺の防御力の強化が図られている。


*1 Чёрная акула:ロシア語で黒い鮫(Black Shark)と言う意味。
*2 Ночной охотник:ロシア語で「夜の狩人(Night hunter)」と言う意味。
*3 Аллигатор:ロシア語で鰐(Alligator)という意味。
*4 самшит:ロシア語で柘(つげ)の意味。
*5 Катран:ロシア語でアブラツノザメの意。

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