Last-modified: 2019-05-05 (日) 23:51:55 (78d)

【FA-200】(えふえーにひゃく)

Fuji FA-200.
1960年代に富士重工業(現在のSUBARU)が開発・生産した、国産唯一の実用軽飛行機。愛称はエアロスバル。

T-1によって戦後日本の航空史を切り開いた富士重工業が、それに続いて開発した民間飛行機である。
空力的に安定していながら、高い機動性と機体強度を持つため、曲技機として使用することもできるという優れた特性を持つ。

その高い性能が認められ、オーストラリアなどへの輸出も堅調であったが、その後の日本製飛行機と同様に保守サービス体制が弱く、また低翼により下側方の視界が悪く用途が制限されたため、300機をもって製造は終了した。

FA-200-180.jpg


スペックデータ(FA-200-180)

乗員1名/2名
容量2/3 pax
全長8.17m
全高2.59m
翼幅9.42m
主翼面積14
アスペクト比6.34
空虚重量650kg
最大離陸重量1,150kg
燃料容量204.5リットル
プロペラマッコーレイB2D34C53/74E-O油圧定速2枚(プロペラ直径:1.88m)
エンジンライカミング IO-360B1B 空冷水平対向4気筒レシプロエンジン×1基
出力180hp(130kW)
速度
(最高/巡航)
233km/h(126kt)/167km/h(出力50%、高度1,525m時)
失速速度
フラップ下げ/上げ)
115km/h / 97km/h
航続距離1,343km(燃料最大、出力50%、高度2,290m時)
実用上昇限度4,175m
海面上昇率3.866m/s
翼面荷重82.1kg/
パワー/マス0.117kW/kg


派生型

  • FA-200-160:
    飛行訓練や遊覧用の基本モデル。
    160馬力のライカミング O-320D2AレシプロエンジンとマッコーレイIC172MGM7656 or 7662固定2枚ピッチプロペラを組み合わせた。

  • FA-200-180:
    曲技飛行用の発展型。
    180馬力のライカミング IO-360B1BレシプロエンジンとマッコーレイB2D34C53/74E-O油圧定速可変ピッチプロペラを組み合わせた。

  • FA-200-180AO:
    180型を元に機体を再設計し、整備の簡素化と価格低減を目指した改良型。
    180馬力のライカミング O-360A5ADレシプロエンジンとマッコーレイA170/EFA7658固定ピッチプロペラを組み合わせた。

  • FA-200改:
    日本のNAL(航空宇宙技術研究所、現JAXA)によってSTOL研究用に改修された機体。
    160型をベースにエンジンを180馬力に強化し、計測装置の装備。
    さらに、水平安定板を可変翼(-3〜+3度)に改造した。
    現在は岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に展示されている。

  • FA-200XS:
    FA-200改を元に、本格的なSTOL機として再改修された機体。
    境界層吸込式フラップを装備した主翼を換装し、境界層吸込ブロア用にスバル360のエンジンを胴体に搭載。


添付ファイル: fileFA-200-180.jpg 1224件 [詳細]

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