Last-modified: 2019-08-04 (日) 03:29:44 (47d)

【F3D】(えふさんでぃー)

F3D(F-10)"Skyknight(スカイナイト)"

ダグラス社が開発した全天候艦上戦闘機
1946年4月から開発が開始され、1948年3月28日に試作機が初飛行した。
アメリカ海軍海兵隊で運用された。

機体は中翼配置の直線翼の主翼を持ち、エンジンは主翼付け根の下方に配置するという形状をしており、主翼は中央部で上方に折り畳む事ができる。
また、座席はサイドバイサイド配置で、非常時は射出座席ではなく、コックピット下方に設けられた脱出トンネルを利用して脱出するようになっていた。

戦歴では朝鮮戦争ベトナム戦争に投入され、朝鮮戦争では夜間戦闘においてMiG-15を撃墜する戦果を挙げている。

長期の運用が行われ、戦闘機としては1960年代まで、電子戦機としては1970年まで使用された。
また、軍から引退した後も、少数機がレイセオン?社のテスト機として1980年代まで運用されていた。

スペックデータ(F3D-2)

乗員2名
全長13.84m
全高4.90m(主翼展開時)
5.03m(主翼折り畳み時)
5.64m(最大高(主翼折り畳み時))
8.18m(主翼折り畳み時)
翼幅15.24m
主翼面積37
アスペクト比6.23
空力平均翼弦2,530mm
翼型NACA 1412
空虚重量8,237kg
総重量10,693kg
最大離陸重量12,556kg
最大着陸重量11,000kg
燃料容量5,100リットル(機体内)
2,500リットル(前部胴体タンク)
1,100リットル(中央胴体タンク)
1,600リットル(後部胴体タンク)
エンジンウェスティングハウス J46-WE-36ターボジェット×2基
推力16kN(3,600lbf))
最大速度909km/h(高度6,100m)
巡航速度628km/h
失速速度149km/h(アプローチ時)
航続距離2,478km(内部燃料)
2,478km(フェリー、150gal(570L)ドロップタンク×2基)
実用上昇限度11,600m
上昇率20m/s
G限界+5.5(8,900kg時)
+5.1(9,695kg時)
+4(12,125kg時)
翼面荷重288kg/
推力重量比0.288lbf/lb(0.00282kN/kg)
固定武装イスパノ・スイザ?AN-M2 20mm機関砲×4門(弾数200発)
兵装AIM-7「スパローI」AAM×4発(F3D-2M)
2,000lb(900kg)通常爆弾×2発
「テイニー・ティム」11.75インチ(29.8cm)無誘導ロケット弾×2発


派生型(カッコ内は新名称/生産・改修機数)

  • XF3D(3機):
    試作機。
    ウェスティングハウス J34-WE-24エンジンやAN/APQ-35捜索/目標捕捉レーダーを搭載。

  • F3D-1(F-10A)(28機):
    初期生産型。エンジンはJ34-WE-32を搭載。

  • F3D-1M(12機):
    F3D-1にAIM-7「スパローI」AAMの携行能力を付与したミサイル試験機。

  • F3D-2(F-10B)(237機):
    エンジン換装型。
    J34-WE-36(後にJ34-WE-38)を搭載し、ウィングスポイラーや自動操縦装置、AN/APQ-36レーダーを装備している。

  • F3D-2B(1機):
    装備試験機型。

  • F3D-2M(MF-10B)(16機):
    F3D-2にAIM-7「スパローI」AAMの携行能力を付与した型。

  • F3D-2Q(EF-10B)(F3D-2より35機):
    電子偵察機型。

  • F3D-2T(5機):
    練習機型。

  • F3D-2T2(TF-10B)(55機):
    レーダー管制官訓練および電子戦機型。

  • F3D-3:
    主翼の後退翼化などの改良を行った型。計画のみ。


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