Last-modified: 2021-05-30 (日) 20:06:59 (729d)
【F110】 †
GE F110.
ゼネラル・エレクトリック社でF101の発展型として開発されたアフターバーナー付きターボファンエンジン。
主にF-15EやF-16、F-2、F-14B/Dなどに搭載されている。
スペックデータ(F110-GE-129) †
バリエーション †
- F110-GE-400:
F-14B/D搭載モデル。推力123kN。
F-14の機体に合わせるためアフターバーナー後部を50インチ(1.27m)延長している。
- F110-GE-100:
F-16C/D Block30/40搭載モデル。推力125kN。
- F110-GE-129:
F-16 Block50/50D搭載モデル。推力131kN、推力重量比7.5:1。
- F110-GE-129A:
F-15SG搭載モデル。
CFM56-7?の三次元空力技術をフィードバックし、燃焼室や高圧タービンを改良している。
飛行時間当たりのコストが25%削減されている。
- F110-GE-129B:
F110-GE-129Aに運用寿命延長(SLEP)ハードウェアを適用した改良型。
トルコ空軍のF-16C/Dが採用したほか、アメリカ空軍のF-16C/D 340機に対しても改修が行われている。
- F110-GE-129C:
信頼性を向上させた改良型。
シンガポール空軍のF-15SGのほか、サウジアラビア空軍もF-15Sの換装用として調達している。
- F110-GE-129D:
改良型。
メンテナンスサイクルを40%延長し6,000サイクルに改善することでメンテナンス費用の削減を図っている。
オマーン空軍のF-16 Block.50が採用した。
- F110-GE-129A:
- F110-GE-132:
F-16E/F Block60搭載モデル。
バイパス比をわずかに下げ(0.76→0.68)、流量を270lb./secから275lb./secに増加、推力は142kNに増強された。