Last-modified: 2017-02-25 (土) 12:18:00 (178d)

【F-80】(えふはちじゅう)

Lockheed F-80(P-80)"Shooting Star(シューティングスター)"(流星の意).

1940年代、ロッキード社が開発したジェット戦闘機。アメリカ軍初の実用ジェット戦闘機でもあった。
当初は「P-80」の名称で運用されていたが、1948年にアメリカ空軍が発足したのを期に、名称が「F-80」に変更された。

第二次世界大戦中の1943年5月から開発が開始され、試作機「YP-80」が1944年1月に初飛行した。
しかし、量産機の生産が間に合わず、第二次大戦では戦果を上げることは無かった。
その後朝鮮戦争で初の実戦配備となり、MiG-15と史上初のジェット機同士の空中戦を行い勝利するなど、戦争初期の航空優勢確保の主力として一定の戦果はあげたものの、既にMiG-15に比べて時代遅れとなってしまっていた。
そのため、F-86に後を譲り、対地攻撃や低空写真偵察に使用された。

後に、本機を複座化した練習機型のT-33も造られ、こちらは長きに渡って使用された。

スペックデータ

乗員1名
全長10.51m
全高3.42m
全幅11.85m
主翼面積22.07
空虚重量3,820kg
最大離陸重量7,650kg
エンジンアリソン J33-A-35?ターボジェット推力24.0k)×2基
速度
(最大/巡航)
516kt/382kt
海面上昇率2,094m/min
実用上昇限度14,265m
航続距離718nm(増槽使用時)
固定武装AN/M3 12.7mm機銃×6挺(弾薬300発)
兵装翼下に以下の兵装を搭載可能。
1,000ポンド(454kg)通常爆弾×2発
5インチ(127mm)ロケット弾×8発
増槽


派生型

  • XP-80(1機):
    試作機。
    エンジンはハルフォードH1.B(後のデハビランド ゴブリン)遠心式ターボジェットを搭載。

  • XP-80A:
    XP-80の試作型。
    エンジンはI-40*1ターボジェットを搭載し、翼面積の拡大や構造強化が施されている。

  • YP-80A:
    増加試作型。

  • F-80A(P-80A):
    初期生産型。

  • XP-80R:
    P-80Aを改修した高速度試験機型。1947年に速度記録を樹立。

  • QF-80A:
    F-80Aの無人標的機型。

  • RF-80A(FP-80A)(38機(A型改修)+114機(新造)):
    F-80Aの偵察機型。

  • F-80B(240機):
    中期生産型。
    エンジンをGE製J33-A-21ターボジェットに換装し、射出座席を装備、JATOの装備が可能となった。

  • F-80C(798機):
    最終生産型で戦闘爆撃機型。
    エンジンはアリソン社製J33-A-35ターボジェットが装備され、主翼も強化されている。

  • RF-80C(FP-80C):
    F-80Cの偵察機型。

  • T-33(TF-80C):
    練習機型。

  • TO-1(TV-2):
    海軍向け複座艦上練習機型。

  • F-94「スターファイア」:
    練習機型であるT-33にレーダーAN/APG-33?)を搭載した夜間(全天候)戦闘機型。

*1 GE社によるロールス・ロイス?ダーウェントのライセンス生産版。

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