Last-modified: 2017-06-30 (金) 15:48:19 (47d)

【F-20】(えふにじゅう)

Northrop F-20 "TigerShark?" (イタチザメの意*1).

F-5Eの性能向上型として、ノースロップ社で設計された戦闘機マルチロールファイター)。
発展途上国向けの軍事援助・輸出用として、IIF(中間国際戦闘機)として軽量・安価を念頭に置いて設計された。
当初はF-5型の派生「F-5G」となる予定であったが、性能上の差異が大きすぎるため新たに「F-20」の制式番号が与えられた。
1982年8月30日初飛行

アメリカの軍政上の判断からF-16の輸出が制限されたため、その代わりとなる役割が期待されていた。
一時は台湾(中華民国)空軍の次期主力戦闘機として提案されたが、採用実績がない事と機体能力不足により破談*2
その後、政権交代によってF-16の輸出が解禁された事で存在価値を失い、1986年11月17日にプロジェクトが終了。

最終生産機数はわずか3機。
そのうち2機は墜落によって喪失(原因はいずれもパイロットのG-LOC)。
現存する最後の1機はカルフォルニアサイエンスセンターに展示されている。

関連:T-38 F-5(戦闘機)

F-5からの主な変更点と特徴

スペックデータ

乗員パイロット1名
全長14.42m
全高4.22m
全幅8.13m
翼面積17.28
空虚重量5,090kg
最大離陸重量11,920kg
エンジンGE F404-GE-100?ターボファン×1基
推力76kN(17,000lbf)
最大速度マッハ2+
フェリー航続距離2,759km(330USガロン(1,250L)ドロップタンク×3基)
最大航続距離2,965km
戦闘行動半径556km(Hi-Lo-Hi、330USガロン(1,250L)ドロップタンク×2基)
実用上昇限度16,800m
上昇率255m/s
武装ポンティアックM39A2 20mm機関砲*3×2門(標準)
アビオニクスAN/APG-67?FCSレーダー
兵装
(5ヶ所のハードポイントに計3,600kgの兵装を搭載可能)
AAMAIM-7「スパロー」AIM-9「サイドワインダー」
AGMAGM-65「マーベリック」
ASMハープーン
爆弾Mk.80シリーズ
CBU-24/49/52/58クラスター爆弾
ペイブウェイレーザー誘導爆弾
ロケット弾CRV7ロケット弾ポッド×2基
LAU-10ロケット弾ポッド×4基(ズーニー?5in(127mm)ロケット弾×4発)
マトラ ロケット弾ポッド×2基(SNEB 68mmロケット弾×18発)

*1 これはこの機体の装備するシャークノーズに由来しているが、正式生産型ではF-5と同様の円形ノーズを採用する予定であった。
*2 その後、台湾はミラージュ2000の導入を検討したり、IDF経国を開発した末、最終的にF-16を導入している。
*3 当初は「タイガークロー(Tigercraw)」とよばれる発射速度を2,500発毎分に引き上げた改良型が搭載予定であった。

トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS