Last-modified: 2021-02-24 (水) 00:02:40 (10d)

【F-2(アメリカ)】(えふに(あめりか))

McDonnel F-2(F2H) "Banshee(バンシー)".

アメリカのマクダネル社が開発した艦上戦闘機

アメリカ海軍初のジェット戦闘機FD(FH-1)「ファントム」と平行して、第二次世界大戦中からFDの発展型として開発が進められた。
量産は1948年に始まり、1953年の生産終了までに800機以上が生産され、カナダ海軍でも運用された。

初期型はコルトMk.16 20mm機関砲を4門搭載した昼間戦闘機であったが、まもなく夜間戦闘機型と写真偵察機型が開発され、その他にも核攻撃機型など多数の派生型が生まれた。
朝鮮戦争では海兵隊偵察機戦闘爆撃機として活躍し、停戦後に実戦配備されたC型は対空レーダーを装備しAIM-9ミサイルの発射能力も持っていた。
しかし、より高性能な後継機が間もなく登場し、1959年に姿を消した。

直線翼の根元に推力1,430kgの1.5トン級ターボジェットエンジンである「J34-WE-34?」を双発で搭載するなど、外観は平凡で際立った性能もなかったが、視界の良い涙滴型風防を持ち、操縦性もよかったため操縦士には好まれていた。

スペックデータ(F2H-3)

乗員1名
全長14.68m
全高4.42m
翼幅12.73m
翼面積27.3
空虚重量5,980kg
全備重量9,531kg
最大離陸重量11,437kg
エンジンウェスティングハウスJ34-WE-34?ターボジェット×2基(推力14.5kN(3,250lbf))
最高速度930km/h(580mph/504kn)(海面上)
巡航速度742km/h(461mph/401kn)
戦闘行動半径1,880km(機体内燃料
フェリー航続距離2,760km(170galドロップタンク×2)
実用上昇限度14,205m
海面上昇率30m/s
固定武装コルトMk.16 20mm機関砲×4門(搭載弾数:220発(上段)/250発(下段))
兵装最大910kgの兵装を搭載可能。
60ポンドロケット弾×8発
または
500lb爆弾×6発+60ポンドロケット弾×2発
または
AIM-9「サイドワインダー」×2発(カナダ海軍(装備試験))

バリエーション(カッコ内は製造機数)

  • XF2H-1(XF2D-1)(3機):
    試作機。

  • F2H-1(56機):
    量産型。
    エンジンはJ34-WE-22(推力3,000lbf(1,400kgf))2基を搭載。

  • F2H-2(308機):
    取り外し可能な翼端燃料タンクを装備し、エンジンをJ34-WE-34(推力3,250lbf (1,475kgf) )に強化した改良型。

  • F2H-3(F-2C)(250機):
    AN/APQ-41?レーダーを搭載した全天候戦闘機型。
    胴体を2.44m延長し、燃料搭載量を増加、機銃装備位置も移動している。
    カナダ海軍でも60機使用。

    • F2H-3P:
      F2H-3の写真偵察機型。計画のみ。

  • F2H-4(F-2D)(150機):
    最終生産型でエンジンをJ34-WE-38(推力3,600lbf (1,630kg) )に換装し、AN/APG-37レーダーを搭載した全天候戦闘機型。

  • F2H-5:
    マクドネル XF-88「ブードゥー」の主翼尾翼アフターバーナーを備えた後退翼モデル。計画のみ。


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