Last-modified: 2019-08-06 (火) 04:54:14 (45d)

【F-101】(えふひゃくいち)

McDonnell? F-101 Voodoo(ヴードゥー)

マクドネル・エアクラフト社で開発された双発超音速戦闘機
長距離戦闘機の試作機であったXF-88の改良型として1951年に開発が開始され、1954年に試作機であるYF-101Aが初飛行した。

本来は爆撃機の護衛用として開発されたが、T尾翼を採用したため、高翼面荷重の設計と相まって運動性に問題があり、制空戦闘機としては不適切であった。
このため実際には核攻撃を兼任した戦闘爆撃機偵察機迎撃戦闘機として実用化された。
ベトナム戦争では偵察型が使用されたが、損耗も激しく、F-105と並んでベトナム戦争で使い尽くされた機体となった。

アメリカ以外では、カナダ国防軍が使用していたほか(1961年〜1985年)、台湾(中華民国)空軍では偵察型を少数使用していた(1959年〜1973年)。

最終的に885機が生産され、1985年までに全機退役した。

スペックデータ

XF-88A
乗員1名
全長16.497m
全高5.26m
翼幅12.09m
翼面積33
翼型NACA 65-009
空虚重量5,507kg
全備重量8,391kg
最大離陸重量10,478kg
機体内燃料容量2,780L(XF-88)
3,160L(XF-88A)
2,060L(XF-88B)
エンジンウェスティングハウス J34-WE-15ターボジェット×2基
アリソンXT38-A-5ターボプロップ×1基(XF-88B)
推力16kN(3,600lbf)(ドライ)/21.46kN(4,825lbf)(アフターバーナー時)
2,750shp(2,050kW)(XF-88B)
プロペラ4翅定速超音速プロペラ(直径3m)(XF-88B)
最高速度1,136km/h(高度6,100m)
1,032km/h(海面)
巡航速度848km/h
航続距離2,795km
実用上昇限度12,000m
上昇率41m/s
高度到達時間高度11,000mまで4分30秒
翼面荷重258kg/
推力重量比0.323lbf/lb(0.00317kN/kg)
固定武装ポンティアックM39 20mm機関砲×6門(計画)


F-101B
乗員2名
全長20.55m
全高5.49m
翼幅12.09m
主翼面積34.2
翼型ルート:NACA 65A007
チップ:NACA 65A006
空虚重量12,925kg
運用重量20,713kg
最大離陸重量23,768kg
最大兵装搭載量1,700kg
機体内燃料容量7,770L
エンジンP&W J57-P-55ターボジェット×2基
推力53.3kN(11,990lbf)(ドライ
75.2kN(16,900lbf)(A/B時)
最大速度M1.72(高度11,000m)/M1.85(高度12,200m)
航続距離2,446km
実用上昇限度17,800m
海面上昇率185m/s
翼面荷重610kg/
推力重量比0.74lbf/lb(0.0073kN/kg)
固定武装ポンティアック M39? 20mm機関砲×4門(A型、携行弾数375発)
兵装AIM-4「ファルコン」AAM×4発
または
AIR-2「ジニー」ロケット弾×2発+AIM-4×2発
Mark28(B28)・B43核爆弾×1発(A型)
450 US gal(1,700L)ドロップタンク×2基
アビオニクスヒューズMG-13 FCS


バリエーション(カッコ内は生産・改修機数)

  • XP-88:
    原型機。
    エンジンはJ34-WE-13(推力1,452kg)を搭載。

    • XF-88A:
      試作2号機。
      エンジンはJ34-WE-22(推力2,100kg)を搭載。

    • XF-88B:
      試作1号機を改装した高速プロペラ実験機。
      機首にアリソンXT-38-A-5ターボプロップエンジン(出力:2,500軸馬力)を搭載。

  • YF-101A(29機):
    試作機。

  • F-101A(48機):
    初期生産型。
    エンジンはJ57-P-13を搭載。

  • NF-101A(1機):
    GE J79エンジンのテストベッド機。

  • JF-101A:
    開発・試験用機。

  • YRF-101A:
    戦術航空軍団向けの試作偵察機。

  • RF-101A(35機):
    戦術航空軍団向け偵察機。
    機首および胴体部に偵察カメラを複数装備。

  • F-101B(480機):
    防空軍団およびカナダ空軍向け長距離迎撃戦闘機
    エンジンはJ57-P-53またはP-55を装備。
    固定武装なし。

  • CF-101B(132機、66機(機材更新の形で供与)):
    F-101Bのカナダ空軍での名称。

  • EF-101B(1機):
    電子戦訓練機型。通称「エレクトリック・ヴードゥー」。
    カナダ空軍でアグレッサーとして採用。

  • TF-101B:
    複座練習機型。
    後にF型に名称統一。

  • TF-101F:
    複座練習機型。
    後にF型に名称統一。

  • F-101F:
    複座練習機型。

  • CF-101F(10機):
    F-101Fのカナダ空軍での名称。

  • RF-101B:
    B型の偵察機改修型。
    戦術航空軍団で運用された。

  • F-101C:
    戦術航空軍団向けの単座戦闘爆撃機型。
    A型とほぼ同等だが、荷重制限の緩和やエンジンの改良が行われている。

  • RF-101C:
    戦術航空軍団向け単座偵察機型。
    機首と胴体部に偵察カメラを6基装備。

  • F-101D/E:
    計画機。GE社エンジンを搭載する予定だった。

  • RF-101G/H:
    F-101A/Cを空軍州兵向けの偵察機に改装したもの。


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