Last-modified: 2014-12-16 (火) 17:29:06 (921d)

【F-100】(えふひゃく)

North American F-100 Super Sabre(ス−パーセイバー)

ノースアメリカン社で開発された世界初の実用超音速戦闘機
F-86の後継として1949年から開発が開始され、1953年に試作機であるYF-100Aが初飛行した。
本来は制空戦闘機として開発されたが、実際には戦闘爆撃機としての運用が多かった。
ベトナム戦争では、北爆や南ベトナムでの近接航空支援に使用された。

機体は、機首にインテイクを持ち、主翼は後退角を持ったやや高めの低翼配置となっており、水平尾翼よりも若干上の位置に配置されている。
初期型では安定性に難があり、ロール中や急降下の引き起こしの際などにコントロール不能になる事故が相次いだため、垂直尾翼面積の拡大および主翼の延長などの改修が行われた。
固定武装としてA型では機首下面に20mm機関砲を2門装備している。

アメリカ以外では、トルコ、フランス、デンマーク、台湾に輸出された*1
また、本機の発展型としてYF-107?が開発されたが試作のみで終わっている。

スペックデータ

乗員1名
全長15.2m
全高4.95m
全幅11.89m
主翼11.81m
主翼面積35.3
翼面荷重352kg/
重量
(空虚/運用)
9,525kg/13,085kg
最大離陸重量15,800kg
最大兵装搭載量3,400kg
エンジンP&W J57-P-21/21Aターボジェット×1基
推力45kN(ドライ時)
71kN(A/B使用時)
推力重量比0.55
速度
(最大/海面高度時)
マッハ1.3/マッハ1.0
実用上昇限度15,500m
海面上昇率5,050m/min
航続距離970km(機内燃料のみ)
25,00km(増槽×2基、フェリー時)
固定武装ポンティアック M39 20mm機関砲×4門(弾数各200発)
兵装AIM-9AAM×4発
AGM-12「ブルパップ」?ASM×2発
LAU-3/A 70mmロケット弾ポッド×2〜4基
通常爆弾
戦術核爆弾各種(Mk.7/Mk.28/Mk.38/Mk.43/Mk.57/Mk.61)
増槽など


バリエーション(カッコ内は生産・改修機数)

  • YF-100A(2機):
    試作・原型機。XJ57エンジンを搭載。

  • F-100A(207機):
    昼間戦闘機量産型。量産167号機以降では、エンジンがP&W J57-P-39に換装されている。

  • RF-100A(A型4機):
    写真偵察機型。

  • YF-100B:
    YF-107?の旧名称。

  • F-100C(451機):
    戦闘爆撃機型。
    主翼下ハードポイントが6箇所に増え、LA-2低高度爆撃システムが装備されたほか、空中給油受油ブローブを搭載。

  • TF-100C(C型1機):
    複座練習機型。主翼や尾翼はF-100Dと同等のものになっている。

  • F-100D(1,234機):
    戦闘爆撃機型。
    MB-3自動操縦装置や僚機への空中給油が可能なバディシステム、核爆弾及びAGM-12A?搭載機構を装備。

  • F-100F(339機):
    複座練習機量産型。うち7機がSEAD任務向けに改修。

  • F-100J:
    機首にレーダーを装備する航空自衛隊向け迎撃戦闘機型。
    第1次F-XF-104と争った。

  • DF-100F:
    無人標的機管制型。

  • TF-100F:
    デンマーク向け供与機。

  • NF-100F:
    研究機型。


*1 日本にも航空自衛隊の第1次FXとして売り込まれたが、競合したF-104に敗れている。

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