Last-modified: 2020-09-21 (月) 17:37:00 (28d)

【E-8】(いーはち)

Boeing E-8 J-STARS*1

アメリカ空軍アメリカ陸軍が共同で開発した早期警戒機
中古のB707-320*2を購入し、ノースロップ社(現ノースロップ・グラマン)が改造・艤装を施した。

試作機は1988年に初飛行
1991年の湾岸戦争では急遽2機がサウジアラビアのリヤドに展開され、その有用性を証明した。

陸上の索敵・監視と、その情報に基づく地上部隊の指揮を想定した設計で、胴体の前方下部にAN/APY-3?多モード側方監視レーダーを装備している。
地上の詳細な様子を映し出す合成開口レーダーモードと、移動目標を追尾するドップラーレーダーモードを持つ。
精度の低いドップラーレーダーモードでも装輪車と装軌車を区別できる程度の分解能を持つ。
また、合成開口レーダーでは1回のソーティー(8時間の飛行)で100万平方キロの戦場を監視できるといわれる。

スペックデータ(E-8C)

乗員22名(常設4名+臨時編成18名まで)
機長副機長航空機関士、戦闘システム責任者を常設
加えて作戦内容ごとに技官・指揮官を臨時編成する
全長46.61m
全高12.95m
翼幅44.42m
主翼面積283.4
空虚重量77,564kg
最大離陸重量152,407kg
エンジンP&W TF33-102C低バイパス比ターボファン×4基(オリジナル)
P&W JT8D-219?低バイパス比ターボファン×4基(換装後)
推力TF33-102C:85kN(19,200lbf)
JT8D-219:94kN(21,200lbf)
速度
(最大/巡航)
マッハ0.84/390kt
実用上昇限度13,000m
航続距離6,857nm
最大探知距離135nm
方位角0゚〜120゚
アビオニクスAN/APY-7? 合成開口レーダー
ARC-164 UHF無線機/HAVE QUICK×12基
ARC-190 HF?無線機×2基
VHF無線機×3基


派生型

  • E-8A:
    1988年に初飛行した試作機。
    2機が製造され、後にC型と同等へ改装。

  • TE-8A:
    練習機型。

  • E-8B:
    機体から新規に製造されるタイプ*3。エンジンはCFMインターナショナル F108(CFM56)を搭載予定。計画中止。

  • E-8C:
    量産型。1994年初飛行。


*1 Joint Surveillance and Target Attack Radar System:統一監視目標攻撃レーダーシステム。
*2 このうち1機はエールフランスミネベア航空で運用されていたもの。
*3 この計画があったため、B707の生産ラインは民間型の販売が終了した後も稼働していた(正式な生産終了は1991年)。

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