Last-modified: 2017-11-22 (水) 21:02:30 (23d)

【C-46】(しーよんじゅうろく)

Curtiss C-46 Commando/R5C.

アメリカのカーチス・ライト社が、1930年代に開発した双発レシプロ輸送機

当初はダグラス社DC-3に対抗する旅客機「CW-20」として開発されたが、開発に時間を要している間にDC-3が市場を独占していたため、民間機としての受注はかなわなかった。
しかし、DC-3よりも一回り大きな胴体がアメリカ陸軍の興味を引き、軍用輸送機として活用されることになった。

このため、レシプロ双発機としては世界最大の機体でもあった。

第二次世界大戦中、同機は3,000機以上が生産され、DC-3の軍用型・C-47と共にアメリカ陸軍航空隊の主力輸送機として活躍した。
また、海兵隊でも「R5C」として採用されている。

戦後は朝鮮戦争やベルリン封鎖時の空輸作戦、ベトナム戦争でも使用されていた。
また、台湾空軍や航空自衛隊*1などにも供与された他、民間にも払い下げられており、現在でもごく少数が北米や中南米の航空会社で貨物機として用いられている。

スペックデータ(C-46A)

乗員4名
ペイロード兵員40名
貨物6,800kg
全長23.26m
全高6.62m
全幅32.91m
翼面積126.34
空虚重量13,608kg
最大離陸重量20,412kg
発動機P&WR-2800-51「ダブルワスプ」空冷星型18気筒×2基(出力2,000hp)
速度
(最大/巡航)
435km/h(高度15,000ft時)/ 278km/h
実用上昇限度7,470m
航続距離5,069km(巡航速度時)


バリエーション

  • CW-20T:
    双尾翼式の垂直尾翼を持つ試作型。
    エンジンはライトR-2600「サイクロン14」を搭載。

  • CW-20A:
    単一の尾翼に改めた試作型。
    C-55の名称でアメリカ陸軍が評価試験を行い、カーチス・ライト社に戻された後BOAC?に売却された。

  • CW-20:
    民間型。

  • C-46:
    最初の軍用型。エンジンはR-2800-43を搭載。

  • C-46A:
    後部胴体左側に大型の貨物扉を設け床面を強化、エンジンをR-2800-51に強化し高高度性能を改善した型。

  • XC-46B:
    段差付き風防の設計評価に用いられたC-46A。社内名称CW-20B-1。
    エンジンはR-2800-34Wを搭載。

  • C-46C:
    右エンジンナセルにGE製TG-100ターボプロップを搭載した試験機。
    社内名称CW-20G。後にXC-113に改称。

  • C-46D:
    胴体後部に乗降扉を追加した人員輸送型。社内名称CW-20B-2。

  • C-46E:
    C-46Aと同じ扉配置で、XC-46Bと同じ段差付き風防を装備した汎用輸送型。
    社内名称CW-20B-3。

  • C-46F:
    胴体両側に扉を備え、主翼端を四角く切り落とした型。
    社内名称CW-20B-4。

  • C-46G:
    段差付き風防と切り落とした翼端の両方を採用した型。
    社内名称CW-20B-5。

  • AC-46K:
    ライト R-3350-BD「サイクロン18」エンジン搭載型として計画された型。
    社内名称CW-20E。

  • XC-46L:
    R-3350エンジンを搭載した試験機。社内名称CW-20H。

  • R5C-1:
    アメリカ海兵隊向けのC-46A。

航空自衛隊での派生型

  • EC-46D:
    電子戦訓練機型。
    初の国産電子戦機材・J/ALQ-1?を搭載した。

  • C-46B FTB:
    F-86Dレドームを機首に装備した飛行試験機。


*1 空自での愛称は「天馬」。

トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS