Last-modified: 2019-02-14 (木) 14:23:50 (278d)

【C-160】(しーひゃくろくじゅう)

Transport Allianz C-160"Transall(トランザール)".

1960年代、フランスと西ドイツ(当時)の共同出資で設立された「トランスポルト・アリアンツ」社が開発・生産した中型の双発ターボプロップ輸送機
愛称の「トランザール」は、トランスポルト・アリアンツ社の略称にちなむ。

本機は当初、フランス空軍で用いられていたノール?ノラトラ?」の代替として開発が進められ、1963年に試作機が初飛行
以後、1972年までアエロスパシアルメッサーシュミット・ベルコウ・ブロームにより生産された。

本機はフランス空軍(西)ドイツ空軍の他、トルコ空軍や南アフリカ空軍にも納入された*1が、初飛行から50年以上が経過して老朽化・陳腐化が進んでいることから、エアバスA400M「アトラス」など後継機への交代が進められており、南アフリカ空軍ではすでに全機が退役している。

スペックデータ

乗員3名(パイロット2名(機長副機長)、航空機関士1名)
兵員数兵員:93名
空挺部隊:61〜88名
担架:62
全長32.40m
全高11.65m
翼幅40m
翼面積160
貨物室長さ17.20m、高さ2.98m、幅3.15m
ペイロード16,000kg
空虚重量29,000kg
最大離陸重量51,000kg
エンジンロールス・ロイス? タインRTy.20 Mk.22ターボプロップ×2基
(出力4,549kW)
超過禁止速度593km/h
最高速度513km/h(高度4,875m)
失速速度177km/h(フラップ下げ)
航続距離1,853km(最大ペイロード)
上昇限度8,230m
上昇率6.6m/s
翼面荷重319kg/
パワー/マス0.18kW/kg


バリエーション

  • C-160:
    原型機。

  • C-160A:
    前期生産型。原型より50cmほど胴体を延長した。

    • C-160D:
      西ドイツ軍向けのA型。一部は後にトルコに譲渡された。

      • C-160T:
        トルコに譲渡されたD型の呼称。

    • C-160F:
      フランス軍向けのA型。一部は後に民間に売却。

      • C-160P:
        エールフランスが中古のF型を買い取り改修した型。

    • C-160Z:
      南アフリカ向けのA型。アエロスパシアルが生産。

  • C-160NG:
    後期生産型。
    燃料タンクの容量を増加し、空中給油装置を設置するなどして航続距離を伸ばしている。
    フランス空軍とインドネシアの民間航空会社が購入した。

  • C-160R:
    F型とNG型に延命プログラムを施した型。

  • C-160AAA:
    機首と尾部にレドームを装備した早期警戒機型。計画のみ。

  • C-160S:
    洋上対潜哨戒機型。計画のみ。

  • C-160 アスタロト:
    フランス海軍向け潜水艦通信中継機型。

  • C-160G ガブリエル:
    フランス向けECM訓練機型。


*1 この他、フランスのフラッグキャリアエールフランス郵便輸送業務代行のために用いていたこともある。

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