Last-modified: 2019-08-24 (土) 18:43:05 (79d)

【C-1(アメリカ)】(しーわん(あめりか))

Grumman C-1(TF-1)"Trader(トレーダー)".

1960年代にグラマン社が開発し、アメリカ海軍が運用していた艦上輸送機。旧呼称TF-1。
主に、COD*1を行う艦上輸送機として運用された。

当時、海軍はA-1「スカイレーダー」ベースの艦上輸送機型であるAD-5RをCOD任務に使用していたが、搭載容量が900kgと少なく、運用に苦労していたため、艦載機としては大型で、転用も容易であったS-2「トラッカー」対潜哨戒機をベースに開発された。

機体は輸送用に胴体を再設計した以外はほぼS2F-2と同様である。
専用のカーゴドアを装備していないため大型貨物の搭載には難があるものの、約1.6tの貨物搭載能力を持つほか、座席を設置し9名の人員を輸送することもできる。

最終的にC-1・87機、EC-1A・4機が製造され、ベトナム戦争で洋上に展開する空母への補給に活躍した。
後継機であるC-2「グレイハウンド」艦上輸送機の生産開始後も、空母での運用は1980年代後半まで続けられ、1988年9月に全機が退役した。

スペックデータ

乗員2名+兵員9名
全長12.9m
全高4.9m
翼幅21.2m
主翼面積46.3
空虚重量8,504kg
最大離陸重量13,222kg
エンジンライトR-1820-82WA「サイクロン」空冷星形9気筒×2基
推力1,525hp(1,137kW))
最高速度462km/h
巡航速度141kt
海面上昇率341m/min
実用上昇限度4,815m
航続距離2,092km

バリエーション

  • C-1(TF-1):
    量産型。87機製造。

  • EC-1A(TF-1Q):
    電子偵察・妨害型。

  • TF-1W:
    E-1早期警戒機開発に使用された空力試験機。
    ダミーのレーダードームの設置や尾翼の改造を行っている。

  • C-1T:
    ブラジル海軍で2012年に再就役した際の名称。
    エンジンをTP331ターボプロップへの換装、電子機器の近代化などの改修が施されている。

*1 Carrier Onboard Delivery:基地〜空母間連絡輸送。

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