Last-modified: 2023-04-19 (水) 10:12:07 (158d)
【BMD-2】 †
旧ソ連が開発した空挺部隊向け歩兵戦闘車。
1985年に制式採用となった。
「ブートカ*1」とも呼ばれる。
BMD-1の武装を変更した物で、BMD-1が搭載していた1名用砲塔の使い勝手の悪さを教訓に、本車の砲塔では主武装を2A28 73mm低圧滑腔砲から2A42 30mm機関砲に換装し、目標追随スタビライザーが装備された。
対戦車戦闘用に9M113「コンクールス」又は9M111「ファゴート」対戦車ミサイルが搭載され、砲塔上から発射できるようになっている。
また、BMD-1にあった車体右前端の固定機銃は廃止され、PKT 7.62mm同軸機銃は車体左前端に固定装備する。
BMD-1同様、輸送機やヘリコプターからの空中投下が可能で、An-22?からロケット噴射緩衝装置付のパラシュート・トレーによる空中投下が可能である。
スペックデータ †
乗員 | 2名+兵員5名 |
全長 | 5.97m |
全高 | 2.18m |
全幅 | 2.70m |
全備重量 | 8.0t |
エンジン | 5D20 4ストローク水平対向V型6気筒液冷ディーゼル(出力240hp) |
最大速度 | 60km/h(路上)/10km/h(浮航) |
行動距離 | 500km |
装甲 | アルミ合金 |
装甲厚 | 6〜26mm |
武装 | 2A42 30mm機関砲×1門(弾数300発(AP:180発、HE:120発)) PKT 7.62mm機関銃×3挺(弾数2,940発) 9P135M-1対戦車ミサイル発射機×1基 (9M111「ファゴット(AT-4『スピゴット』)」または9M113「コンクールス (AT-5『スパンドレル』)」対戦車ミサイル×3発) |