Last-modified: 2021-09-11 (土) 08:53:22 (16d)

【B717】(びーなないちなな)

Boeing 717.

この型式を名乗った飛行機は次の2種類がある。

1950年代

1950年代、ボーイング社が開発・生産した空中給油機輸送機KC-135、及びジェット旅客機B707の派生型(短胴型)となる機体に割り当てられていた型式
KC-135は生産機のほとんどが軍に納入され、また、707の短胴型として生産された機体には「ボーイング720*1」という型番が使われたため、実質上「欠番」となっていた。

1990〜2000年代

1990年代にボーイングが開発・生産していたナローボディ旅客機
元々はマクダネル・ダグラス社DC-9の派生型「MD-95」として設計・開発していた機体だが、開発中に同社がボーイングに吸収合併されたため、「ボーイング717」として量産されることになった。

商品的にB737と競合するため、当初はボーイングへの合併に伴い開発中止となる予定だったが、本機をマクダネル・ダグラス時代に発注し、ローンチカスタマーとなる予定だった航空会社がB737への発注切り替えを拒否したため、ボーイングの機体として生産されることになった。

1999年に販売が開始され、B737と並行して販売されていたが、2001年の9.11事件以後、リージョナルジェットを大型化した他社の機体が市場に参入してきたことから販売が伸び悩み、「B737へリソースを振り向けるため」として2006年に156機で生産を終了した*2

これにより、ダグラス時代から稼働していたロングビーチ工場は稼働を停止した。

スペックデータ
タイプ通常型HGW型
乗務員数2名(機長副機長
標準座席数
(2クラス)
106席
標準座席数
(1クラス)
117席
床下貨物室容積26.5立方メートル20.7立方メートル
全長37.81m
全高8.92m
全幅28.45m
胴体幅3.34m
主翼面積92.97
最大無燃料重量43,545kg45,586kg
最大離陸重量49,845kg54,885kg
最大着陸重量45,362kg49,898kg
空虚重量30,617kg31,071kg
燃料重量11,163kg13,382kg
エンジンターボファン×2基
BMWロールス・ロイス*3
BR715-A1-30?
BMWロールス・ロイス
BR715-C1-30
推力82.3kN93.4kN
離陸滑走距離1,675m
巡航速度マッハ0.77
航続距離2,648km3,815km


運用者

  • 現在の運用者
    • サウスウエスト航空(アメリカ)
    • デルタ航空(アメリカ)
    • ハワイアン航空(アメリカ)
    • カンタスリンク(オーストラリア)
    • ボロテア(スペイン(LCC))
    • ブルーワン(フィンランド)
    • トルクメニスタン航空(トルクメニスタン)
  • かつての運用者
    • ブルー1(フィンランド)
    • インパルス・エアライン(オーストラリア(LCC))
    • ジェットスター航空(オーストラリア(LCC))
    • エアトラン航空(アメリカ(LCC))
    • メキシカーナクリック(メキシコ)
    • ミッドウェスト航空?(アメリカ)
    • アメリカン航空(アメリカ)
    • トランス・ワールド航空?(アメリカ)
    • バンコクエアウェイズ(タイ)
    • オリンピック航空(ギリシャ)
    • スパンエアー(スペイン)
    • Aerolíneas de Baleares(スペイン)
    • Quantum Air(スペイン)

派生型

  • B717-200:
    基本型。

  • B717-100X:
    717の胴体を短縮して座席数を70〜80席とした短距離型。開発されず。

  • B717-300X:
    座席数130席の胴体延長型。開発されず。


*1 元々、B707の開発当時の型番には「700」が予定されていたが、販売にあたって広告代理店の助言により「707」とされた経緯がある。
*2 最終号機はトルクメニスタン航空へ引き渡された。
*3 現:ロールス・ロイス・ドイツ。

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