Last-modified: 2016-10-29 (土) 19:06:48 (149d)

【B-50】(びーごじゅう)

Boeing B-50 Super Fortress(スーパーフォートレス).

1940年代後半にボーイング社が開発し、アメリカ空軍に制式採用された四発大型爆撃機
先に同社が生産していた傑作機・B-29の改良型として開発されたもので、当初は「B-29D」と呼ばれていた。

主な改良点としては、エンジンをR-4360「ワスプ・メジャー」に換装したほか、機体材料の変更が行われ、構造強化と軽量化が図られた。
エンジンが大型化したため、エンジンポッドの形状が異なる。

1948年からアメリカ空軍戦略航空軍団*1に配備され、朝鮮戦争では実戦に使用されている。
しかし、爆撃機としてはB-29と大差なく、ジェット化時代の波に勝てないことから、1955年までに第一線からは退いたが、偵察機型や空中給油機型は1965年まで使用され、空中給油機型のKB-50はベトナム戦争にも使用された。

スペックデータ(B-50D)

乗員10名
全長30.18m
全高9.96m
全幅43.5m
翼面積161.55
自重36,764kg
全備重量55,270kg
最大離陸重量78,470kg
最大兵装搭載量9,072kg
発動機P&W R-4360-35「ワスプ・メジャー」過給式空冷4連星型28気筒(出力3,500hp)×4基
速度
(最大/巡航)
304kt/204kt
航続距離4,040nm
海面上昇率600m/min
実用上昇限度11,280m
武装ブローニングM2 12.7mm機関銃×12挺、イスパノ・スイザ HS.404 20mm機関砲×1門


派生型(カッコ内は生産・改修機数)

  • XB-44(1機):
    原型機。後にB-50A相当に改装された。

  • B-50A(60機):
    初期生産型。

  • B-50B(45機):
    離陸重量増大型。燃料タンクなどを改良。

  • YB-50C:
    A型のエンジンをR-4360-51に換装した型。計画のみ。

  • B-50D(222機):
    主要生産型。一体成型の機首と700galの翼端燃料タンクを持つ。

  • TB-50A/D(11機):
    B-36の操縦士訓練用に改修された航法練習機型。

  • TB-50H(11機):
    B-47の操縦士訓練用に改設計された航法練習機型。

  • RB-50B(44機):
    B型を写真偵察機に改修した型。

  • RB-50E(1機):
    特殊写真偵察機型。

  • RB-50F/G(F型14機・G型15機):
    特殊任務機型。
    短距離レーダーを搭載し、SHORAN近距離電波航法装置に基づく、地図補正任務に使用された。

  • EB-50B(44機):
    電子偵察機型。胴体内に写真・電子偵察用機器と操作員席を追加した。

  • DB-50D(1機):
    無人標的機の誘導母機型。

  • WB-50D(36機):
    気象偵察機型。

  • KB-50J(112機):
    空中給油機型。3点給油システムとGE J47?ターボジェットエンジン2基を持つ。

  • KB-50K:
    空中給油機型。TB-50Hを改修。

  • B-54A:
    YB-50Cの量産型。計画のみ。

  • RB-54A:
    YB-50Cの偵察機型。計画のみ。


*1 現在の「地球規模攻撃軍団」の前身。

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