Last-modified: 2018-06-25 (月) 15:30:58 (21d)

【B-25】(びーにじゅうご)

North American B-25/PBJ-1"Michael"(ミッチェル).

1930年代〜1940年代、アメリカのノースアメリカン社が開発・生産し、アメリカ陸軍航空隊に納入された双発レシプロ中型爆撃機
機体の愛称は「アメリカ空軍の父」と評されるウィリアム・ランドラム・ミッチェル陸軍少将にちなむもので、アメリカの軍用機で唯一、個人名が愛称となった機体でもある。

本機はアメリカ海軍海兵隊の他、オーストラリアや英国・オランダ・ソ連などに輸出され、各型合わせて10,000機以上が生産された。

日本では1942年4月18日、初めて日本本土空襲を行った機体として有名である*1

スペックデータ(B-25H)

乗員6名
(操縦2名(機長副操縦士)、航法/爆撃手×1名、回転銃座/機関士×1名、無線/側面銃座×1名、尾部銃座×1名)
全長16.13m
全高4.98m
翼幅20.60m
主翼面積56.7
空虚重量8,855kg
最大離陸重量15,910kg
発動機ライトR-2600-92「ツインサイクロン」空冷星型14気筒×4基
出力1,700hp(1,267kW)
最高速度438km/h(高度3,960m)
巡航速度370km/h
航続距離2,174km
上昇限度7,378m
武装ブローニングM2 12.7mm重機関銃×14〜18基
T13E1 75mm砲×1基
ロケット弾5インチ(127mm)HVARロケット弾×8基
爆装・雷装Mk.13航空魚雷
3,000ポンド(1,360kg)までの爆弾


バリエーション

  • NA-40:
    自己資金による原型機。R-1830-56エンジンを搭載。

  • NA-42:
    搭載エンジンをGR-2600-A71に変更した原型機。

  • B-25:
    最初の生産型。R-2600-9エンジン(1,700hp)を搭載。

  • B-25A:
    自動漏り止めタンクと操縦席装甲を採用したモデル。

  • B-25B:
    背面と腹部に動力銃座を搭載したモデル。
    一部は海外へ供与された。

  • B-25C:
    主翼下に爆弾架を追加装備したモデル。
    エンジンはR-2600-13を搭載。

  • B-25D:
    ダラス工場にて生産されたC型に良く似た機体。
    細部に変更有り。

  • XB-25E:
    C型の主翼前縁にエンジン排気を利用した熱空気防氷装置を搭載した試験機。
    1942年から2年間試験が行われた。

  • XB-25F-A:
    C型の尾翼と主翼前縁に電熱式防氷装置を搭載した試験機。

  • B-25G:
    対艦攻撃型。
    武装は75mm砲×1門、12.7mm機銃×6を搭載。

  • B-25H:
    対艦攻撃型。
    武装は75mm砲×1、12.7mm機銃×14〜18を搭載。

  • B-25J:
    R-2600-92エンジンを搭載する最終生産型。
    武装は12.7mm機銃×12。

  • F-10:
    D型を改修した写真偵察機型。
    K.17カメラを3基搭載。

  • AT-24/TB-25:
    各モデルから改修された高等練習機型の呼称。

  • ZB-25:
    戦後、汎用機や幹部輸送機に改修された機体の呼称。

  • CB-25:
    輸送機型。

  • Mitchell Mk.I:
    英国へ供与された機体の英軍呼称。B-25B相当。

  • Mitchell Mk.II:
    英国へ供与された機体の英国呼称。B-25CまたはD相当。

  • Mitchell Mk.III:
    英国へ供与された機体の英国呼称。B-25J相当。

  • PBJ-1:
    米海軍および海兵隊向けの機体。装備等は陸軍同タイプに準ずる。


*1 この結果として、ミッドウェー海戦が起きることとなる。

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