Last-modified: 2017-03-11 (土) 18:10:18 (108d)

【An-72】(えーえぬななにー)

Antnov An-72 <<Чебурашка(チェブラーシカ)*1>>.

従来のローカル線用機材の更新策として、旧ソビエトのアントノフ設計局が1970年代に設計・開発した極地用輸送機
NATOコードでは"Coaler(コーラー)"と呼ばれる。

原型であるAn-72"コーラーA"は1977年に初飛行し、その後主翼や胴体を大型化したAn-72A"コーラーC"、および後期生産型で民間型のAn-74"コーラーB"が量産化された。

当機の特徴としてはキャビン内部に貨物搭載用クレーンや移動用レールが備え付けられ、中型貨物機としては充実した装備を誇っている。
また極地用に開発されたこともあり、USB方式による高いSTOL性能を有している。
並びに同方式の実用機としても注目すべき機体である。

USBを採用したのはSTOL性能を求めたほか、エンジン位置を高くして異物が吸い込まれるのを防ぐ意図があったといわれる。

派生型として早期警戒機型や洋上監視機型などが開発されている。

スペックデータ

乗員3名
兵員68名(最大)/57名(空挺部隊
全長28.07m
全高8.65m
全幅31.89m
主翼面積98.62
空虚重量19,050kg
最大離陸重量34,500kg
ペイロード10,000kg
エンジンZMKBイーフチェンコ=プロフレース D-36?ターボファン推力63.7kN)×2基
速度
(最大/巡航)
705km/h(高度10,000m時)/600km/h
実用上昇限度11,000m
航続距離4,800km(フェリー時)/800km(最大搭載時)
滑走距離
離陸/着陸
400〜450m/350〜400m


派生型

  • An-72"コーラーA":
    前期生産型(原型機含む)。

  • An-72A"コーラーC":
    軍用輸送型。原型に比べ主翼幅や胴体が延長された。

  • An-72AT"コーラーC":
    軍用貨物輸送型。

  • An-72P(An-76):
    1990年代に開発された洋上監視機型。
    固定武装にGSh-23L 23mm機関砲を搭載し、兵装にはロケット弾爆弾などを搭載する。

  • An-72S "コーラーC":
    要人輸送用型。

  • An-74"コーラーB":
    全天候運用支援装備を充実させた、民間輸送型の基本形。

  • An-74 SALON:
    ビジネス機型。

  • An-74-200:
    ペイロードを7.5トンから10トンに向上させた貨物型。

  • An-74T-200:
    貨物室床面にローラーシステムを装備し、乗員省力化を図った型。

  • An-74TK-200:
    貨客転換型で、52席の客席を設けることができる。

  • An-74T-100:
    An-74T-200に航法士席を設けた機体。同様にAn-74TK-100も存在する。

  • An-74TK-300:
    USB方式を廃してエンジンパイロンから吊り下げ、出力を高めた改良型。

  • An-71
    An-72をベースに開発された早期警戒機型。詳しくは項を参照。

  • An-148:
    An-74TK-300のアビオニクスなどを更新した旅客機型。

  • An-158:
    An-148の座席を増やした長胴型。

  • An-178:
    An-12?の後継として開発された、An-148/158の貨物型。

*1 ロシアの絵本・アニメのキャラクター。正面から見るとエンジンが大きな耳のように見えることから。

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