Last-modified: 2023-02-04 (土) 02:03:56 (127d)

【An-72】(えーえぬななに)

Antnov An-72 "Чебурашка(チェブラーシカ)"

「チェブラーシカ」は旧ソビエト連邦時代の児童文学に登場するキャラクター。
1960年代に放映されたテレビ番組が国民的人気を博し、2020年代の今でもロシア文学史上最も著名なキャラクターとして知られる。

旧ソビエトのアントノフ設計局が1970年代に設計・開発した極地用の輸送機NATOコードでは"Coaler(コーラー)(石炭商)。

原型機であるAn-72"コーラーA"は1977年に初飛行、その後主翼や胴体を大型化したAn-72A"コーラーC"、および後期生産型で民間型のAn-74"コーラーB"が量産化された。

飛行場の設備不足を想定し、貨物搭載用クレーンや移動用レールをキャビンに内蔵しているのが大きな特徴。
また、STOLを想定してパワード・リフトを採用しており、史上唯一のUSBパワード・リフトを実現した機体である。

USB方式は総じて失敗であったと判断され、後期発展型では廃止されている。

派生型が早期警戒機洋上監視機、民間旅客機などに転用されている。

スペックデータ

タイプAn-72An-74
乗員3名
機長副機長航空機関士
5名
(機長、副機長、航空機関士、航法員
ロードマスター
兵員68名(最大)/57名(空挺部隊52名
全長28.07m
全高8.65m
翼幅31.89m
主翼面積98.62
空虚重量19,050kg
最大離陸重量34,500kg
ペイロード10,000kg
エンジンターボファン×2基
ZMKBイーウチェンコ=プロフレース
D-36?推力63.7kN)
ZMKBイーウチェンコ=プロフレース
D-36? シリーズ1A(推力63.9kN)
最大速度705km/h(高度10,000m時)700km/h
巡航速度600km/h
実用上昇限度11,000m10,100m
航続距離4,800km(フェリー時)/800km(最大搭載時)4,325km
滑走距離
離陸/着陸
400〜450m/350〜400m


派生型(カッコ内は生産・改修機数)

  • An-72"コーラーA":
    原型機。

    • An-72A"コーラーC":
      軍用輸送機型。
      原型に比べ主翼幅や胴体が延長された。

    • An-72AT"コーラーC":
      軍用貨物輸送型。標準の国際輸送コンテナに対応している。

    • An-72S "コーラーC":
      要人輸送機型。ギャレーや作業スペースを備える。

    • An-72P(An-76):
      1990年代に開発された洋上監視機型。
      固定武装にGSh-23L 23mm機関砲を搭載し、兵装にはロケット弾爆弾などを搭載する。

    • An-72R(An-72PRとも):
      ELINT型の試作機。
      胴体の両脇にコンフォーマル・アンテナ・フェアリングを備えている。

    • An-72-100:
      An-72の非武装型。

    • An-72-100D:
      An-72Sの非武装型。

  • An-74"コーラーB":
    全天候運用支援装備を充実させた、民間輸送型の基本形。

    • An-74-200:
      An-74Tの軍用輸送機型。
      ペイロードを7.5トンから10トンに向上させた。

    • An-74-200D:
      An-74TK-200の要人輸送機型。An-74Dとも呼ばれる。

    • An-74A:
      貨客輸送型。

    • An-74MP:
      海上パトロール型。
      兵士44名、空挺部隊22名、医療スタッフ付きの担架16名、または10tの貨物を輸送可能。

    • An-74T:
      貨物輸送機型。

      • An-74T-100:
        An-74Tに航法士席を設けて4名とした機体。

      • An-74 SALON:
        ビジネス機型。

      • An-74T-100:
        An-74Tに航法士席を設けた機体。

      • An-74T-200:
        クルー2名で運行可能とした機体。

      • An-74T-200A:
        軍用輸送機型。

      • An-74TK-100:
        An-74T-100の貨客転換型。

      • An-74TK-100S:
        An-74T-100のMEDEVAC型。

      • An-74TK-200:
        貨客転換型。最大52席の客席を設けることができる。

      • An-74TK-200C:
        AN-74TK-200の貨物輸送機型。

      • An-74TK-200S:
        An-74T-200のMEDEVAC型。

      • An-74TK-300:
        民間向け改良型。
        低運用コストと高速化を目的にUSB方式を廃してエンジンパイロンから吊り下げ、出力を高めた。

      • An-74TK-300D:
        エンジンを主翼パイロンに吊り下げる方式に改めた型。

    • An-74-400:
      An-74TK-300の胴体を8m延長したストレッチ型。提案のみ。

  • An-71
    An-72をベースに開発された早期警戒機型。詳しくは項を参照。

  • An-148?(旧称An-74-68):
    An-74TK-300のアビオニクスなどを更新した旅客機リージョナルジェット)型。
    詳しくは項を参照。

    • An-158:
      An-148の座席を増やした長胴型。

    • An-178?
      An-12の後継としてAn-148/An-158をベースに開発された短距離中型輸送機。
      詳しくは項を参照。


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