Last-modified: 2018-11-15 (木) 06:29:48 (1d)

【ATR72】(えーてぃーあーるななじゅうに)

ATR 72.

フランスとイタリアの合弁企業「ATR社」が、自社の双発小型ターボプロップ旅客機ATR42をベースに開発した旅客機
ATR42をベースに、胴体を延長したものである。
型番の「72」は前作同様、標準座席数(72席)に由来する。

本機は前作のATR42の改良型として、1986年に開発がスタート。
この時のローンチカスタマーにはフィンランド航空が名乗りを上げた。

1989年に1号機をフィンランド航空に納入。
以後、競合機となるDHC-8リージョナルジェット各機種と競うように世界の各航空会社に納入されていった。

日本では九州を地盤として設立される予定であった地域航空会社「リンク」が3機を導入する予定だったが、路線就航前に同社が倒産したため宙に浮いてしまった*1
その後、日本エアコミューターがATR42-600の発注分の1機を本機に変更することを決め、2018年10月に納入した。

軍用では、イタリア空軍、パキスタン海軍、トルコ海軍で運用されている。

スペックデータ(ATR 72-600)

乗員2名
乗客数68〜78席
全長27.17m
全高7.65m
翼幅27.05m
キャビン幅2.57m(最大)
翼面積61
アスペクト比12
空虚重量13,311kg
最大離陸重量23,000kg
最大ペイロード7,500kg
燃料搭載量5,000kg
エンジンプラット&ホイットニー・カナダ PW127Mターボプロップ×2基
エンジン出力2,475shp(1,846kW)
プロペラハミルトン・スタンダード568F 6枚羽(直径3.93m)
巡航速度510km/h
航続距離1,528km
上昇限度7,600m
上昇率6.88m/s


バリエーション

  • ATR 72-100:
    初期量産型。プラット・アンド・ホイットニー・カナダ製PW124Bエンジンを搭載したもの。
    ATR 72-101とATR 72-102がある。

  • ATR 72-200:
    最大離陸重量を増加させた型。
    100型同様、ATR 72-201とATR 72-202がある。

  • ATR 72-210:
    エンジンをPW127にアップグレードしたもの。
    ATR 72-211とATR 72-212がある。

  • ATR 72-500:
    搭載量を増大し、離着陸性能と操縦性を向上させた型。
    当初は「ATR 72-210A」と呼ばれていた。

  • ATR 72-600:
    エンジンをPW127Mに換装するとともにグラスコックピット化を図った型。

  • ATR 72ASW:
    イタリアのレオナルド社が600型をベースに開発中の対潜哨戒機型。
    イタリアとトルコが採用予定。


*1 このうち、完成していた2機(機体記号は「JA01LK」「JA02LK」が予定されていた)は後にフィンランド航空が引き取った。

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