Last-modified: 2019-04-30 (火) 10:20:48 (204d)

【ATR42】(えーてぃーあーるよんじゅうに)

ATR 42.

フランスとイタリアの合弁事業「ATR社」が1980年代に開発した、双発・小型のターボプロップ旅客機
型番の「42」は標準座席数(42席)に由来している。

本機はもともと、フランスのアエロスパシアル社とイタリアのアエリタリア社がそれぞれ計画していた40席クラスの輸送機計画(アエロスパシアル社の「AS35」とアエリタリア社の「AIT230」)に端を発する。
これら二つの案が類似していたことから合同に至り、1980年に開発に着手された。

初号機は1984年に初飛行。翌1985年にフランスの「エールリトラル」社に引き渡され、量産が始まった。
現在も改良が続けられ、世界各国の航空会社で用いられている。

日本では熊本県の地域航空会社「天草エアライン」、日本エアコミューター、オリエンタルエアブリッジ及び北海道エアシステムの各社が採用している。

主な運用社

  • 民間
    • フェデックス エクスプレス(アメリカ)
    • アズールブラジル航空(ブラジル、LCC
    • エールリネール(オップ!)(フランス)
    • エンパイア航空(アメリカ)
    • Mountain Air Cargo(アメリカ)
    • ASL航空(アイルランド)
    • 天草エアライン(日本国内初導入)
    • チェコ航空
    • パキスタン国際航空
    • 日本エアコミューター
    • Aeromar(メキシコ)
    • ファーストエア(カナダ)
    • Calm Air(カナダ)
    • タロム航空(ルーマニア)
    • スウィフトエア(スペイン)
    • EasyFly?(コロンビア、LCC)
    • オリエンタルエアブリッジ
    • 北海道エアシステム(サーブ340の更新。2020年運航開始予定)
  • 軍用・政府機関
    • コロンビア海軍
    • ナイジェリア空軍
    • ミャンマー空軍
    • イタリア沿岸警備隊
    • イタリア財務警察(Guardia di Finanza)

スペックデータ

タイプATR 42-200ATR 42-300ATR 42-320ATR 42-500ATR 42-600
乗員数2名
座席数42〜52席
全長22.67m
キャビン13.85m
全高7.59m
全幅24.57m
翼面積54.5
アスペクト比11.1:1
ホイールベース8.78m
自重10,500kg11,250kg
最大離陸重量
(MTOW)
15,500kg16,900kg18,600kg
最大燃料容量5,625L4,500kg
エンジンターボプロップ×2基
P&W・C
PW100
P&W・C
PW121
P&W・C
PW127E
P&W・C
PW127M
エンジン出力2,000shp2,100shp2,400shp
巡航速度
(巡航高度時)
494km/h554km/h556km/h
航続距離885km1,555km1,560km
実用上昇限度7,600m
滑走距離
離陸/着陸
(MTOW時)
-1,090m/1,033m1,041m/1,030m1,025m/1,126m


バリエーション

  • ATR 42-200:
    試作機。数機だけ生産された。

  • ATR 42-300:
    基本生産型。最大離陸重量を引き上げた。

  • ATR 42-320:
    エンジンプラット&ホイットニーPW121に換装し、高温高地性能強化を図った型。
    最大離陸重量は変わらないが、エンジン重量が増加した分だけ搭載量は減らされている。

  • ATR 42-400:
    200/300/320のプロペラを六枚羽に変更した型。

  • ATR 42-500:
    エンジンをPW127Eに換装し、搭載量の増大と離着陸性能の向上を図った型。
    アビオニクスの更新により操縦性を改善するとともに、ICAOカテゴリー兇ILS進入能力を得た。

  • ATR 42-600:
    現行の最新モデル。
    エンジンをPW127Mに換装し、アビオニクスをさらに改善してICAOのカテゴリー靴ILS進入能力を得るとともにグラスコックピット化を図ったもの。

  • ATR 42-600S:
    STOL性能を向上させ、800mの滑走路での離着陸を可能にした型。
    2020年運用開始予定。


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