Last-modified: 2022-01-29 (土) 07:28:28 (611d)
【AKM】 †
USSR
AK47の後継として生産された、旧ソビエト連邦の自動小銃。
火力面で特段の変化は見られず、主な進化は製造工程と人間工学的工夫にある。
大量生産と軽量化の為、機関部は可能な限り削り出し加工を廃しプレス加工を多用している。
照準補正用リブや減炎器を採用した他、人間が直接触れる部分では樹脂素材が多用されている。
また、ワイヤーカッターとしても使用できる銃剣を標準装備としている。
1959年にソビエト制式の自動小銃に採用され、後継のAK74が登場するまで大量に生産されていた。
東欧・中国・北朝鮮などでもライセンス生産され、「AK-47の次に生産量が多い自動小銃」と言われる。
現代でも改良モデルが生産され続けている。
関連:AK47 AK74 56式小銃
スペックデータ †
口径 | 7.62mm |
全長 | 898mm |
銃身長 | 436mm |
重量 | 3,920g(マガジンなし) |
ライフリング | 6条右回り |
使用弾薬 | 7.62×39弾 |
装弾数 | 30発 |
作動方式 | 長ガス・ピストン式、回転ボルト閉鎖、セミ/フルオート切替射撃 |
発射速度 | 600発/分 |
銃口初速 | 730m/s |
有効射程 | 600m |
国内AKM系の主な種類 †
- AKM:
AK-47の改良型。
レシーバー・ストック・タンジェント式リアサイト等が改良された。
- AKMN:
AKMの夜間戦闘型。
サイドマウントプレートが付いている。
- AKML:
AKMNと同じ夜間戦闘型だが、消音効果を高める為、専用のフラッシュハイダーが付いている。
- AKMS:
AKMの改良型。
固定式木製ストックを折りたたみ式金属ストック(フォールディングストック)に変更した。
空挺部隊や戦車部隊などで用いられる。
- AKMSN:
AKMSの夜間戦闘型。
サイドマウントプレートが付いている。
- AKMSL:
AKMSNと同じ夜間戦闘型だが、消音効果を高める為、専用のフラッシュハイダーが付いている。
- AKMSU:
特殊部隊・空挺部隊向けのカービンモデル。
AKS-74Uクリンコフの元祖と言われる。
- RPK:
AKMベースの軽機関銃(分隊支援火器)。詳しくは項を参照。
国外AKM系の主な種類 †
- PM md.63(AIM)/md.65(AIMS):
ルーマニア生産型。
- MPi-KM/MPi-KmS-72:
東ドイツ生産型。
- GSG-47:
AKMの外見を模倣したプリンキングガン。22LR弾仕様。
- タブク:
M70B1/M70AB1のイラク生産型。
- 68式小銃A/B型:
北朝鮮生産型。
- 56-3式/56-SS式自動歩槍:
中国生産型。
- PMKM/PMKMS:
ポーランド生産型。
- M70/M70A:
旧ユーゴスラビア・セルビア生産型。
- AMD-63:
ハンガリー生産型。AMD-63/-65共にフォアグリップ付属。
- AMD-65:
側面折り畳み銃床を備える型。 - FEG-NGM:
5.56×45mm弾仕様。
- AMD-65:
- ミスール:
エジプト生産型でAKMベースの近代化モデル。
- KL-7.62mm:
イラン生産型。