Last-modified: 2023-07-18 (火) 18:29:32 (65d)
【AK-103】 †
ロシアのイジェマッシ?社が開発した輸出用AK100シリーズの1つ。
ロシア軍が現在使用しているAK-74Mを基礎に使用弾薬をAK-47やAKMと同じ口径である7.62mm×39弾に変えた型である。
外見はAK-74Mと変わらなくストック部分を折り畳む事もできるが、他に固定ストック型も存在する。
なお、スコープやドットサイト等を装着時の場合では折畳む事が出来ない(無装着の場合ストックにはサイドマウントプレート用の窪みがある為、折畳む事が出来る)。
現在はロシア警察特殊部隊(OMON)での使用が確認されている他にも、南米のベネズエラや中東のリビア、インドやエチオピアで運用されている。
Photo:IZHMASH
関連:AK100シリーズ
スペックデータ †
全長 | 943mm(ストック展開時) 700mm(ストック折りたたみ時) |
銃身長 | 415mm |
重量 | 3.4kg(マガジン除く) |
弾丸 | 7.62x39弾 |
作動方式 | ガス圧作動方式、回転ボルト |
発射速度 | 600発/分 |
銃口初速 | 735m/s |
有効射程 | 500m |
装填方式 | 30発入りマガジン |
照準 | リアのノッチとフロントに半円柱の柱 |
AK-103系の主な種類 †
- AK-103(GARUコード:6P45):
基本型。折畳みが可能になっている。
- AK-103-1:
簡略化されたトリガーを備えたセミオート型。法執行機関及び治安機関向け。
- AK-103-2(GARUコード:6P45 SB-02):
特殊なトリガーを備えた型。3点バーストが追加されている。
3点バースト射撃中にトリガーから指を離す(トリガーを引く時間を調整する)ことでセミオート、2点バーストに調整できる。
- AK-103-3:
ロシア陸軍の将来歩兵システム「ラトニク(Ратник:戦士)」計画に提出された近代化モデル。
サイドレールだけではなくピカティニー・レールを上下と左右に備え、銃床は折り畳めるだけのものから、長さが調整できるものに変更されている。
- AK-103N2:
1PN58暗視スコープのマウントを持つモデル。
- AK-103N3:
1PN51暗視スコープのマウントを持つモデル。
- AK-203:
AK-103の最新型で近代化キットを組み込んだ状態で生産されたモデル。
AR-15タイプの伸縮折りたたみが可能の銃床と、より人間工学に対応したグリップ、4面のピカティニーレール、新型のフラッシュハイダー、グリップを保持したまま操作できるセレクターを備えている。
- TG2:
ロシアのカラシニコフ・コンツェルン社によって開発された民間向け小銃。
ロシア銃規制に合わせ、浅いライフリングでも射撃できる「366 TKM」という弾薬に適合している。
- TG2S:
TG2のカービンモデル。TG2同様の仕様と短縮された銃身を備えている。
- AK-103-1:
- AK-104(GARUコード:6P46):
AK-103のカービンモデル。
- AK-104-1:
AK-103-1と同様の仕様。
- AK-104-2:
AK-103-2と同様の仕様。
- AK-204:
AK-203と同様にAK-104に近代化キットを組み込んだ状態で生産されたモデル。
- AK-104-1: