Last-modified: 2021-09-09 (木) 20:37:23 (44d)

【AK-630】(えーけーろっぴゃくさんじゅう)

NATO名:ADMG-630.

1960年代にロシア海軍に採用されたCIWS
ファランクスゴールキーパー?と同じく6砲身ガトリング砲だが、実用化はこちらが先である。
AK-630M機関砲、MR-123-02「バス・ティルト」火器管制レーダー、およびSP-521光学式追尾装置で構成され、システム全体ではA-213「ヴィンペル-A」と呼ばれる。

MR-123-02は1基で2基の砲座を管制する事ができ、4km〜5kmの間で海面上の目標を捕らえることが可能である。
SP-521はレーザー照準機および光学式照準器から構成され、航空機(MiG-21相当)なら7km、水上目標(魚雷艇?相当)なら70kmから捕捉可能である。
また、電波妨害に強いという特徴を持つ。
砲座は完全自動化されているが、オペレータが管制用機器ないし砲座より離れて取り付けられた照準器により手動操作することも可能である。

既存のCIWSの中では最もコンパクトなシステムで、消費電力も低くコルベットミサイル艇レベルの小艦艇にも搭載可能である。
輸出もされており、ウクライナやポーランド、ギリシャなどに輸出されている。

主な装備艦艇

キエフ級航空母艦
アドミラル・クズネツォフ級航空母艦
カーラ級巡洋艦
キーロフ級巡洋艦
スラヴァ級ミサイル巡洋艦
キンダ級ミサイル巡洋艦
クレスタ亀薀蹈吋奪判簍隆
クレスタ教藺膩紳仞艦(駆逐艦)
パウク級コルベット
タランタル級コルベット
ブーヤン型コルベット(AK-630M2)
マトカ型ミサイル艇「R-44」(AK-630M1-2)
シヴーチ型ミサイル艇
ズーブル型高速エアクッション揚陸艦
イワン・グレン級揚陸艦(AK-630M2)

その他補助艦艇を含めてロシア海軍艦艇に幅広く装備されている。

主な採用国

  • ソ連/ロシア海軍
  • ウクライナ海軍
  • ブルガリア海軍
  • ポーランド海軍
  • ルーマニア海軍
  • ギリシャ海軍
  • スロベニア海軍
  • リトアニア海軍
  • クロアチア海軍
  • ユーゴスラビア海軍
  • ドイツ(東ドイツ海軍)
  • インド海軍
  • 中国(人民解放軍海軍
  • 韓国海軍
  • イエメン海軍
  • アルジェリア海軍
  • キューバ海軍

性能諸元

タイプAK-630/630MAK-630M1-2AK-306
配備年1969年
銃身AO-18 6砲身30mmガトリング砲
重量1,850kg(本体重量)
1,918kg(砲弾含む)
9,114kg
(砲弾及び管制システム含む)
2,500kg(本体重量)
11,819kg
(砲弾及び管制システム含む)
1,100kg(本体重量)
1,630kg
(砲弾及び管制システム含む)
弾薬30x165mm HE-FRAG、FRAG
弾数2,000発4,000発500発
初速900m/秒
射程4,000m(有効射程with HE-FRAG(0.54kg)shell)
発射速度83発/秒(5,000発/分)
俯仰角範囲-12度〜+88度
俯仰角速度50度/秒
旋回範囲360度
旋回速度70度/秒


派生型

  • AK-630:
    初期型。

  • AK-630M:
    システム開発中、運用試験時に現れなかった多数の問題を修正した型。

  • AK-306:
    小型艦艇用。
    外見上の違いは無いが、電気駆動に変更され、管制は光学式装置のみとなっている。
    システム全体での名称は「A-219」と呼ばれる。

  • AK-230:
    AK-630の2銃身型。

  • AK-630M1-2「ロイ」:
    AK-630の2銃身12連装型。
    砲塔重量2,500kg、発射速度10,000発/分、携行弾数4,000発。
    3M87「コールチク」の開発・生産が優先されたため生産されず。

  • AK-630M2「デュエット」:
    AK-630M1-2の近代化モデル。
    ステルス性を考慮した新しいレーダー反射面積の低い形状となっている。

  • H/PJ-13:
    中国製AK-630M。
    独自に開発されたレーダー反射率の低減を図ったステルスシールドが採用されており、江凱型(054型)フリゲート紅稗型(022型)?ミサイル艇玉昭型(071型)?ドック型輸送揚陸艦に搭載されている。
    紅稗型ミサイル艇には、管制レーダーに中国独自のHEOS-300が用いられている。


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