Last-modified: 2020-05-12 (火) 20:49:37 (14d)

【A400M】(えーよんひゃくえむ)

Airbus Defense and Space A400M"Atlas".

エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社が開発・生産する四発ターボプロップ戦術輸送機

当初、西側欧州各国で用いられてきたロッキードC-130「ハーキュリーズ」トランスポルト・アリアンツC-160「トランザール」といった輸送機の後継となる機体として開発が始まったが、冷戦終結後の平和維持活動や人道支援への投入も想定され、大きなペイロードを持つターボプロップ機となった。

生産は、各社が特定の部位を受け持ち、スペインのEADS CASA・セビリア工場で最終組み立てを行われる。
主要な生産担当部位は以下である。

  • フランス:機首・翼胴フェアリング・後部貨物扉など
  • ドイツ:中央胴体・後部胴体など
  • イギリス:主翼など
  • スペイン:水平安定板エンジンナセルなど
  • ベルギー:主翼の一部(動翼部)
  • トルコ:前部胴体

輸送能力については、ISOコンテナは20フィートでは2個、40フィートは1個を収容可能で、他に463Lパレットなら最大9枚、M113装甲兵員輸送車なら3輌輸送可能で、ヘリコプターでもローターブレードを外した状態でスーパーリンクスティーガーAH-64Dなら2機、AS532「クーガー」/EC725「シュペルクーガー」NH90ならば1機を搭載して輸送できる。

度重なる予算の超過や計画の遅れにより開発は難航したが、2013年にフランス空軍に量産初号機が引き渡された。
以後、トルコ空軍・イギリス空軍ドイツ空軍・マレーシア空軍に引き渡されている。

派生型として輸送機型の他、空中給油機電子戦機型の予定がある。

スペックデータ

乗員2名+オブザーバー席1名分
貨物室固有要員若干名(搭載兵員用座席標準54名分、パレット式含め最大116名)
全長45.01m
胴体長39.09m
全高14.68m
全幅42.36m
主翼弦長(付け根)7.36m
主翼弦長(翼端)2.54m
主翼面積221.50
運用重量76,500kg
最大離陸重量141,000kg(兵站任務、2.25G
131,700kg(戦術任務、2.5G)
最大ペイロード37,000kg(兵站任務、2.25G
30,000kg(戦術任務、2.5G)
エンジンユーロプロップ・インターナショナルTP-400D6ターボプロップ×4基
出力8,203kW(11,000hp)×4
プロペララティエ・フィジャック/ハミルトンスタンダード社製FH386 ピッチ可変式
(直径5.84m)
速度
(最大/巡航)
M0.72/M0.68
航続距離3,300km(最大ペイロード時)
4,500km(ペイロード30t時)
6,400km(ペイロード20t時)
8,700km(フェリー時)
最大運用高度11,300m(通常任務時)
12,192m(特殊任務時)
海面上昇率1,219m/min
アビオニクスモジュラー式のDASS(防御支援サブシステム)を装備、以下から選択
インドラ社製AN/ALR-400 レーダー軽火器受信機(RWR
EADS・タレス社製アクティブ/パッシブ・ミサイル接近警戒装置(MAWS)
射出式対抗手段装置(チャフ/フレア
曳航式電波デコイ



トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS