Last-modified: 2020-12-13 (日) 11:46:27 (41d)

【94式水際地雷敷設装置】(きゅうよんしきすいさいじらいふせつそうち)

陸上自衛隊施設科工兵)部隊が装備する水陸両用車。
防衛庁技術研究本部(現:防衛装備庁)が開発を行い、1994年に制式採用された。
上陸侵攻を目論む敵の揚陸舟艇を阻止するため、海岸部の浅海に水際地雷(対上陸用舟艇用の機雷)を敷設するのを主任務とする。

車体は船舶と同様の構造をしており、水上では両サイドにフロートを降ろし、スクリューにより6ノットで走ることができる。
また、運転席には羅針盤が設置されているほか、錨や救命具なども装備している。

導入当初は、操縦するには車両操縦免許の他、「1級小型船舶操縦士」の資格が必要であったが、2017年の自衛隊法改正により、陸上自衛隊の使用する船舶(水陸両用車両を含む)が「船舶法」・「小型船舶の登録等に関する法律」の対象外となり、当装置およびAAV7を含む水陸両用車両が船舶でなく車両として扱われるようになった。

本車は(東部方面隊を除く)各方面隊施設群の「水際障害中隊」及び施設学校(茨城県・勝田駐屯地所在)の「施設教導隊」に配備されている。

なお、2011年3月11日に発生した東日本大震災では、荷台にダイバーを乗せて沿岸地域での不明者の捜索に使用された。

配備部隊・機関

  • 北部方面隊
    • 第3施設団
      • 第302水際障害中隊(北海道・幌別駐屯地):第13施設群隷下
  • 東北方面隊
    • 第2施設団
      • 第301水際障害中隊(宮城県・船岡駐屯地):第10施設群隷下
  • 中部方面隊
    • 第4施設団
      • 第304水際障害中隊(和歌山県・和歌山駐屯地)
  • 西部方面隊
    • 第5施設団
      • 第303水際障害中隊(福岡県・小郡駐屯地)
  • 施設学校
    • 施設教導隊
      • 水際障害中隊(茨城県・勝田駐屯地)

スペックデータ

乗員3人
全長11.8m
全高3.5m
全幅
(陸上姿勢/水上姿勢)
2.8m/4.0m
全備重量16,000kg(空車)
最高速度
(路上/浮航時)
50km/h / 6ノット
エンジン6気筒水冷ディーゼル
最大出力239kW/2,800rpm
武装投下軌条×8条(上下2段4条)
94式水際地雷(儀拭閉青貅亜砲よび況拭雰故閏亜法
製作日立造船(現ユニバーサル造船)


派生型

  • 94式水際地雷敷設装置(B):
    測定装置をGPS測定装置に置き換えた型。


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