Last-modified: 2023-04-30 (日) 16:46:25 (147d)
【92式地雷原処理ローラ】 †
陸上自衛隊が1992年に制式採用した戦車用の追加装備。
地雷原を前進する際に装備し、地面を掘り起こして地雷を爆破させながら強行突破する。
原則として、地雷除去作業を行う猶予のない緊急事態でのみ使用される。
駆動系の両輪前方に設置される頑丈な鋼鉄製のローラーで、前進すると地面を強く圧迫し、埋設された地雷を起爆させる。
磁気感知式の信管を反応させる必要があるため、ローラーには帯磁処理が施されている。
車輌の駆動系の太さに応じてローラーの太さも変える必要があるため、複数枚のローラーを横一列に並べて束ねる構造になっている。
接続部品の規格の関係で、90式戦車・74式戦車・89式装甲戦闘車にのみ装着できる。
性能諸元 †
全長 | 3.5m |
全高 | 1.7m |
全幅 | 4.3m |
全備重量 | 11.8t |
製作 | 三菱重工業 |