Last-modified: 2022-02-13 (日) 07:30:34 (661d)
【90式空対空誘導弾】 †
AAM-3.
航空自衛隊にて、AIM-9Lの後継として開発された空対空ミサイル。
誘導方式は赤外線+紫外線誘導方式で撃ちっ放し能力を有する。信管はアクティブ・レーザー近接信管で弾頭は指向性弾頭。
同ミサイルの特徴として以下のことなどがあげられる。
DACTを行う際に錬度の高い部隊にはAIM-9Lを使わせ、錬度の低い部隊には同ミサイルを使わせるといったハンディを課すことがあるとされている。
IRCCM性能が高く、標的に付属しているフレアではホットスポットが小さくフレア判定を出してしまうため、実射訓練時にはIRCCM機能を切っているともされる。
また、かつてAAM-2を開発した際、アメリカ製のAIM-4Dにコスト面で太刀打ちできず、採用されなかったことから開発コストを下げる努力も行われた。
本ミサイルの弾体を改造したカメラポッドも製作されている。
スペックデータ †
全長 | 3.1m |
直径 | 12.7cm |
翼幅 | 64cm |
重量 | 91kg |
推進方式 | 固体燃料ロケットモーター |
最大速度 | マッハ2,5 |
最大射程 | 5〜10km程度 |
信管 | アクティブ・レーザー近接信管 |
弾頭 | 小松製作所製HE破片効果弾頭 |
弾頭重量 | 15kg |
シーカー | 日本電気(NEC)製2色シーカー(赤外線、紫外線利用) |
誘導方式 | パッシブ二波長光波ホーミング(赤外線+紫外線) |
製作 | 三菱重工 |