Last-modified: 2016-09-08 (木) 18:40:15 (439d)

【82式指揮通信車】(はちにいしきしきつうしんしゃ)

陸上自衛隊で運用されている装輪式装甲車。
大手建設重機メーカーの「小松製作所」が生産・納入を担当している。

1983年から導入が開始され、各地の師団旅団司令部や普通科特科連隊本部などに配備されている。

書面上における公式の愛称は「コマンダー」とされているが、広報が定めた愛称が尽く黙殺される自衛隊の伝統に則り、本車も実際には「シキツウ」あるいは「CCV*1」と呼ばれている。

本車の設計コンセプトは、指揮官と幕僚機動する部隊に随伴しながら部隊を統率する「移動司令部」である。
そのため、武装面は必要最小限に留められ、車内装備のほとんどは指揮通信に割かれている。

車体は圧延防弾鋼板による溶接構造で、水深1m程度の渡河能力を有している。
固定武装はないが、操縦室及び指揮通信室の上面にハッチと銃架を備え、主武装に12.7mm重機関銃M2 1挺、副武装に62式7.62mm機関銃または5.56mm機関銃MINIMI 1挺を装着できる。
また、車内から小銃を突き出して射撃できるガンポートも備えられており、車内に戦闘要員が乗車していればある程度応戦することができる。

後に本車をベースにして、87式偵察警戒車化学防護車が開発された。
さらに96式装輪装甲車の開発にも経験が活かされ、開発期間の短縮に繋がった。

関連:87式偵察警戒車 化学防護車

スペックデータ

乗員8名(2名+指揮通信要員6名)
全長5.72m
全高2.38m
全幅2.48m
戦闘重量13.6t
懸架・駆動方式装輪式(3軸6輪駆動)
エンジンいすゞ製10PBI 4ストロークV型10気筒水冷ディーゼルエンジン(出力305hp)
変速6速MT(2速発進を基準とする)
登坂力60%
超堤高0.6m
超壕幅1.5m
最大速度100km/h(路上)
行動距離500km
兵装M2 12.7mm重機関銃×1挺
62式7.62mm機関銃または5.56mm機関銃MINIMI×1挺(弾数600発)
主製作所小松製作所



*1 Command and Communication Vehicle:指揮通信車。

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