Last-modified: 2024-04-07 (日) 10:47:37 (16d)

【64式対戦車誘導弾】(ろくよんしきたいせんしゃゆうどうだん)

ATM-1(通称「MAT(マット)」、「64MAT」).

陸上自衛隊で使用されていた国産の対戦車ミサイル
第二次世界大戦後に日本が初めて開発した第1世代の対戦車ミサイルで、1956年から開発が開始され、1964年に制式化された。

システムは、誘導弾本体・運搬用コンテナ・発射台・照準装置で構成される。
誘導方式は有線式手動指令照準線一致(MCLOS)?方式で、射手がミサイル後部の発光筒を目印に、ジョイスティックの操作を行う。
弾頭はHE成形炸薬弾

地上に設置しての使用も可能だが、73式小型トラックの後部車体や、60式装甲車73式装甲車などの車輌の上部に搭載して発射することが可能。

老朽化による陳腐化や、87式対戦車誘導弾などの代替装備への更新により2000年代末に退役した。

スペックデータ

全長1.02m
直径12m
翼長60cm
発射重量15.7kg(箱型ランチャー:40kg)
射程未公表(1,800m以上)
飛翔速度約85m/秒
弾頭HE 成形炸薬弾
推進方式ブースター付き固体燃料ロケットモーター2基
誘導方式有線式手動指令照準線一致方式(MCLOS)
製造川崎重工業



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