Last-modified: 2023-07-30 (日) 08:50:41 (127d)
【20式小銃】 †
陸上自衛隊が89式小銃の後継として2020年に制式採用した自動小銃(突撃銃)。
豊和工業が89式小銃の後継として開発していた「HOWA5.56」を制式採用したものである。
従来の89式と異なり、離島防衛を想定して高い防錆性能や排水性を特徴としている。
また、ピカティニーレールとアクセサリレールによる拡張性、調整可能な銃床、アンビ構造といった現代的なライフルの特徴を備えている。
ロアレシーバーは樹脂製、アップレシーバーはアルミ製、銃身はステンレスに、さらに防蝕コーティングを施したものが用いられている。
口径は5.56mm、弾薬は89式5.56mm普通弾を使用している。
また、銃剣には89式と同様の「89式多目的銃剣」を用いる。
なお、89式に採用されていた3点バーストは採用されておらず、セレクターレバーは「ア・タ・レ」と刻印されている。
調達数は89式小銃とほぼ同数の約15万丁の調達が計画されている。
配備先については水陸機動団に優先的に配備するほか、全国の普通科部隊を中心に配備が進められる予定である。
また、海上自衛隊や航空自衛隊にも配備される予定である。
スペックデータ †
口径 | 5.56mm |
全長 | 851mm/779mm(銃床最小) |
銃身長 | 330mm |
重量 | 3.5kg |
使用弾薬 | 89式5.56mm普通弾(5.56x45mm) |
装弾数 | 30発 |
作動方式 | ガス圧作動式 |
発射速度 | 650〜850発/分 |
設計・製造 | 豊和工業 |