Last-modified: 2023-07-30 (日) 08:50:41 (264d)

【20式小銃】(にいまるしきしょうじゅう)

陸上自衛隊89式小銃の後継として2020年に制式採用した自動小銃突撃銃)。
豊和工業が89式小銃の後継として開発していた「HOWA5.56」を制式採用したものである。

従来の89式と異なり、離島防衛を想定して高い防錆性能や排水性を特徴としている。
また、ピカティニーレールとアクセサリレールによる拡張性、調整可能な銃床、アンビ構造といった現代的なライフルの特徴を備えている。

ロアレシーバーは樹脂製、アップレシーバーはアルミ製、銃身はステンレスに、さらに防蝕コーティングを施したものが用いられている。

口径は5.56mm、弾薬は89式5.56mm普通弾を使用している。
また、銃剣には89式と同様の「89式多目的銃剣」を用いる。

なお、89式に採用されていた3点バーストは採用されておらず、セレクターレバーは「ア・タ・レ」と刻印されている。

調達数は89式小銃とほぼ同数の約15万丁の調達が計画されている。
配備先については水陸機動団に優先的に配備するほか、全国の普通科部隊を中心に配備が進められる予定である。
また、海上自衛隊航空自衛隊にも配備される予定である。

スペックデータ

口径5.56mm
全長851mm/779mm(銃床最小)
銃身長330mm
重量3.5kg
使用弾薬89式5.56mm普通弾(5.56x45mm)
装弾数30発
作動方式ガス圧作動式
発射速度650〜850発/分
設計・製造豊和工業



トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS