Last-modified: 2023-05-14 (日) 09:25:23 (134d)
【12式地対艦誘導弾】 †
2012年から陸上自衛隊に導入された地対艦ミサイル。
通称「SSM-1(改)」。
重装輪回収車?と共通の車体に6連装の箱型キャニスターを搭載しており、火器管制装置などを搭載した車両と共に機動・展開する。
以下の編成でシステムが構成される。
- 捜索標定レーダー装置:2基(1/2tトラックに搭載)
- 中継装置:1基(同上)
- 指揮統制装置:1基(3 1/2tトラックに積載)
- 射撃統制装置:1基(同上)
- 発射機搭載車両:1〜4輌
- 及び誘導弾6発(1輌当たり)
- 弾薬運搬車:1〜4輌
- 及び誘導弾(予備弾):1輌あたり6発を7tトラックに搭載)
88式地対艦誘導弾の後継として開発されたが、既存の88式地対艦誘導弾(ミサイル本体)も発射機に装填可能。
誘導方式については従来の慣性誘導(中間)+アクティブレーダー誘導(終末)に加え、中間誘導にGPS誘導が追加されている。
派生型として、2013年度から2017年度にかけて90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)の後継の17式艦対艦誘導弾が開発される計画である。
SSM-1Bと比べて、射程の延伸や誘導精度の向上、目標情報のアップデート機能の追加が図られる。
また、2017年度から2022年度までに新艦対艦誘導弾をベースに改良型の12式地対艦誘導弾(改)及び91式空対艦誘導弾(ASM-1C)の後継となる哨戒機用新空対艦誘導弾が開発される予定である。
配備予定部隊 †
スペックデータ †
全長 | 約5m |
直径 | 約35cm |
発射重量 | 約700kg |
射程 | 約200km |
推進方式 | 固体燃料ロケットモーター(ブースター部)+ターボジェット(巡航用) |
誘導方式 | INS+GPS(中間誘導)/アクティブレーダー誘導(終端誘導) |
製造 | 三菱重工業 |