Last-modified: 2014-07-01 (火) 12:59:13 (1031d)

【051型】(ぜろごいちがた)

中国人民解放軍海軍で運用されている駆逐艦
中華人民共和国が初めて開発した水上戦闘艦であり、江滬型(053H型)フリゲートとともに、1970年代以降の中国海軍の主力艦として活躍した。
中国での型式名称では051型と呼ばれているがNATOコードでは旅大(ルダ)I/II/III型と呼ばれる。

艦の設計はソ連のコトリン型?駆逐艦をベースに設計されている。
兵装については、初期型は手動照準の連装砲・機関砲艦対艦ミサイルのみでCICも設置されていなかったが、後の近代化改装によって艦対空ミサイルを搭載したほか、電子兵装なども強化されている。
1970年代に1番艦が就役して以来、1991年までに17隻が建造されており、現時点でも多数が就役中であるが、老朽化と旅滬型(052A型)駆逐艦や旅海型(051B型)駆逐艦などの後継艦の就役により今後徐々に退役していくと思われる。

スペックデータ

Mod1/Mod2
(初期建造艦/旅大I型)
排水量
基準/満載
3,250t/3,670t
全長132m
全幅12.8m
機関蒸気タービン推進方式
ボイラー?×2缶
蒸気タービン×2基
スクリュー×2軸
機関出力72,000shp
速力32ノット
航続距離2,970海里/18ノット
乗員280名(うち士官45名)
主砲76型58口径130mm連装砲×2基
機関砲66式57mm連装機関砲または61型37mm連装機関砲×4基
61式25mm連装機関砲×4基
SSM海鷹2(HY-2)SSM 3連装発射筒×2基
対潜装備75式12連装240mm対潜ロケット発射機(FQF-2500)×2基
C4IシステムCIC非設置、艦橋に秘匿無線機を設置
レーダー354型(Eye Shield)対空捜索レーダー×1基
515型(Bean Sticks)対空捜索レーダー×1基
RM-1290(Racal Decca)航海レーダー×1基
FCS343型(Wasp Head)砲FCS×1基(主砲・SSM用)
341型 砲FCS×1基(機関砲用)
ソナーSJD-2 長距離捜索ソナー
SJD-4 短距離/攻撃ソナー
電子戦
・対抗装備
RW-23-1(Jug Pair)ECMシステム×2基
946型チャフ発射機×2基
High Pole A IFF


Mod1A
(航空実験型/旅大II型)
排水量
基準/満載
3,250t/3,670t
全長132m
全幅12.8m
機関蒸気タービン推進方式
ボイラー?×2缶
蒸気タービン×2基
スクリュー×2軸
機関出力72,000shp
速力32ノット
航続距離2,970海里/18ノット
乗員280名(うち士官45名)
主砲76型58口径130mm連装砲×2基
機関砲61型37mm連装機関砲×3基
61式25mm連装機関砲×4基
SSM海鷹2(HY-2)SSM 3連装発射筒×2基
対潜装備75式12連装240mm対潜ロケット発射機(FQF-2500)×2基
艦載機直昇9C(Z-9C)対潜ヘリコプター×1基
C4IシステムZJK-4戦術情報処理装置
レーダー354型(Eye Shield)対空捜索レーダー×1基
515型(Bean Sticks)対空捜索レーダー×1基
RM-1290(Racal Decca)航海レーダー×1基
FCS343型(Wasp Head)砲FCS×1基(主砲・SSM用)
341型 砲FCS×1基(機関砲用)
ソナーSJD-2 長距離捜索ソナー
SJD-4 短距離/攻撃ソナー
電子戦
・対抗装備
RW-23-1(Jug Pair)ECMシステム×2基
946型チャフ発射機×2基
High Pole A IFF


Mod2A
(防空指揮艦/旅大III型)
排水量
基準/満載
3,250t/3,670t
全長132m
全幅12.8m
機関蒸気タービン推進方式
ボイラー?×2缶
蒸気タービン×2基
スクリュー×2軸
機関出力72,000shp
速力32ノット
航続距離2,970海里/18ノット
乗員280名(うち士官45名)
主砲76型58口径130mm連装砲×2基
機関砲61型37mm連装機関砲×4基
61式25mm連装機関砲×4基
SSM海鷹2(HY-2)SSM 3連装発射筒×2基
対潜装備75式12連装240mm対潜ロケット発射機(FQF-2500)×2基
C4IシステムZKJ-1戦術情報処理装置
レーダー354型(Eye Shield)対空捜索レーダー×1基
381A型3次元対空捜索レーダー×1基
RM-1290(Racal Decca)航海レーダー×1基
FCS343型(Wasp Head)砲FCS×1基(主砲・SSM用)
341型 砲FCS×1基(機関砲用)
ソナーSJD-2 長距離捜索ソナー
SJD-4 短距離/攻撃ソナー
電子戦
・対抗装備
RW-23-1(Jug Pair)ECMシステム×2基
946型チャフ発射機×2基
High Pole A IFF


Mod2B
(技術実証型/旅大III型)
排水量
基準/満載
3,250t/3,670t
全長132m
全幅12.8m
機関蒸気タービン推進方式
ボイラー?×2缶
蒸気タービン×2基
スクリュー×2軸
機関出力72,000shp
速力32ノット
航続距離2,970海里/18ノット
乗員280名(うち士官45名)
主砲76型58口径130mm連装砲×2基
機関砲76A型37mm連装機関砲×4基
SAMクロタル短SAM 8連装発射機×1基
SSM海鷹2(HY-2)SSM 3連装発射筒×2基
対潜装備75式12連装240mm対潜ロケット発射機(FQF-2500)×2基
C4IシステムZKJ-4戦術情報処理装置+HN-900戦術データリンク
レーダー354型(Eye Shield)対空捜索レーダー×1基
Castor-II 対空捜索レーダー×1基
RM-1290(Racal Decca)航海レーダー×1基
FCS343型(Wasp Head)砲FCS×1基(主砲・SSM用)
347型 砲FCS×1基(機関砲用)
345型(中国版カスターCTM)×1基(短SAM用)
ソナーSJD-2 長距離捜索ソナー
SJD-4 短距離/攻撃ソナー
電子戦
・対抗装備
RW-23-1(Jug Pair)ECMシステム×2基
946型チャフ発射機×2基
High Pole A IFF


Mod3
(改良型/旅大III型)
排水量
基準/満載
3,250t/3,670t
全長132m
全幅12.8m
機関蒸気タービン推進方式
ボイラー?×2缶
蒸気タービン×2基
スクリュー×2軸
機関出力72,000shp
速力32ノット
航続距離2,970海里/18ノット
乗員280名(うち士官45名)
主砲76型58口径130mm連装砲×2基
機関砲76A型37mm連装機関砲×3基
61式25mm連装機関砲×4基
SSM鷹撃8(YJ-8)SSM 連装発射筒×4基
対潜装備75式12連装240mm対潜ロケット発射機(FQF-2500)×2基
3連装324mm短魚雷発射管×2基(魚7(Yu-7)短魚雷を装備)
C4IシステムZKJ-4戦術情報処理装置+HN-900戦術データリンク
レーダー363型(シータイガー)対空・対水上レーダー×1基
381A型3次元対空捜索レーダー×1基
RM-1290(Racal Decca)航海レーダー×1基
FCS343型(Wasp Head)砲FCS×1基(主砲・SSM用)
347G型 砲FCS×1基(機関砲用)
ソナーSJD-2 長距離捜索ソナー
SJD-4 短距離/攻撃ソナー
DUBV-43(ESS-1)可変深度ソナー
電子戦
・対抗装備
RW-23-1(Jug Pair)ECMシステム×2基
946型チャフ発射機×2基
High Pole A IFF


Mod4
(近代化改修型/旅大III型)
排水量
基準/満載
3,250t/3,670t
全長132m
全幅12.8m
機関蒸気タービン推進方式
ボイラー?×2缶
蒸気タービン×2基
スクリュー×2軸
機関出力72,000shp
速力32ノット
航続距離2,970海里/18ノット
乗員280名(うち士官45名)
主砲76型58口径130mm連装砲×2基
79A式56口径100mm連装砲(PJ33A)×2基*1
機関砲76A型37mm連装機関砲×3基
SAM紅旗7(HQ-7)短SAM 8連装発射機×1基
SSM鷹撃83(YJ-83)SSM 4連装発射筒×4基
対潜装備75式12連装240mm対潜ロケット発射機(FQF-2500)×2基
3連装324mm短魚雷発射管×2基(魚7(Yu-7)短魚雷を装備)
C4IシステムZKJ-4戦術情報処理装置+HN-900戦術データリンク
レーダー363型(シータイガー)対空・対水上レーダー×1基
517A型(Knife Rest)対空捜索レーダー×1基
RM-1290(Racal Decca)航海レーダー×1基
FCS344型(MR-34)砲FCS×1基(主砲・SSM用*2
347G型 砲FCS×1基(機関砲用)
345型(中国版カスターCTM)×1基(短SAM用)
ソナーSJD-2 長距離捜索ソナー
SJD-4 短距離/攻撃ソナー
DUBV-43(ESS-1)可変深度ソナー*3
電子戦
・対抗装備
RW-23-1(Jug Pair)ECMシステム×2基
946型チャフ発射機×2基
High Pole A IFF


派生型

  • 初期建造艦(051型Mod1/Mod2(旅大I型)):
    初期型。旅大造船所、中華造船所、広州造船所で建造された。
    一部の艦はMod.4仕様に近代化改修されている。

  • 航空実験艦(051型Mod1A(旅大II型)):
    対潜およびC3I任務用の改装を受けた型。
    また、船尾は130mm砲と対空砲は取り除かれ、かわりに2機の哨戒ヘリコプターが離着可能な甲板と保管庫が設置されている。
    C3Iシステムとして、トムソンCSF社(現:タレス?社)の TAVITAC(旧称 Vega III)戦術情報処理装置(あるいはその中国版であるZKJ-4)が装備されている。

  • 防空指揮艦(051型 Mod2A):
    指揮艦としての改装を受けた型。
    戦闘情報センター、ZKJ-1戦闘情報システム、381A型3次元対空捜索レーダーを装備した大めの上部構造を持つ。
    大連(110)と合肥(132)の2隻が建造された。

  • 技術実証型(051型 Mod2B):
    クロタル個艦防空ミサイルシステムとCastor-II対空捜索レーダーを装備した型。
    開封(109)の1隻が改修された。

  • 改良型(051型Mod3型(旅大III型)):
    西側より導入した新技術や、中国が自国で開発した新装備を全面的に適用した新しい改良型。
    武装に技術実証型に搭載されたものを採用しており、対空戦闘能力が向上している。
    また、YJ-8対艦ミサイル連装発射機4基が搭載された。
    湛江(165)と珠海(166)の2隻が建造された。

  • 近代化改修型(051型 Mod4):
    西側設計に基づく新型装備がバックフィットされた型。
    主砲を半自動式に、機関砲を自動追尾式に換装し、YJ-834連装対艦ミサイル発射機4基を搭載している。
    Mod2B/Mod3として建造された3隻に加え、Mod1/Mod2に属する艦のうち数隻が改修されている。

同型艦

仕様艦番号艦名進水就役退役所属備考
Mod1A223

105
済南
(Jinan)
1970.7.31971.12.2007.11.13-1987. Mod1A仕様に改修。
記念艦として保存
Mod1106西安
(Xian)
-1974.11.28*42007.9.29-武漢海軍工程大学
の訓練艦艇として使用。
107銀川
(Yinchuan)
1976.6.282012.4.5北海艦隊記念艦として保存。
Mod4108西寧
(Xining)
1980.1.292013.9.25Mod2で建造。
その後、Mod4へ改装。
109開封
(Kaifeng)
1982.12.25-Mod2で建造。
1991. Mod2Bへ改装
1999. Mod4へ改装
110大連
(Dalian)
1984.12.26Mod2A仕様で建造。
2002.Mod4へ改修。
Mod1227

131
南京
(Nanjing)
1979.2012.2.15東海艦隊中国海監に移管。
Mod2A132合肥
(Hefei)
2012.11.16Mod2A仕様で建造。
海軍航空工程学院の
訓練艦艇として使用。
Mod2133重慶
(Chongqing)
1980.--
134遵義
(Zunyi)
1983.
Mod1240

160
広州
(Guangzhou)
1971.4.1976.6.1978.-1978.3.9
爆発事故で大破・沈没
161長沙
(Changsha)
1981.2008.8.26北海艦隊試験大隊の
標的艦として運用。
162南寧
(Nanning)
2012.9.南海艦隊中国海監に移管。
Mod2163南昌
(Nanchang)
1982.11.152013.9.4-
164桂林
(Guilin)
1983.-
Mod4165湛江
(Zhanjiang)
1991.6.Mod3として建造。
2003. Mod4仕様に改修
166珠海
(Zhuhai)
1990.1991.10.



*1 165「湛江」、166「珠海」が換装。
*2 165「湛江」、166「珠海」が換装。
*3 165「湛江」、166「珠海」が搭載。
*4 1972.説もある。

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