Last-modified: 2021-12-10 (金) 16:42:37 (651d)
【霹靂7】 †
中国人民解放軍の短射程空対空ミサイル。
「霹靂7」の他に「PL-7」とも呼ばれる。
株洲航空発動機廠(Zhuzhou Aeroengine Factory, ZAF)が開発を担当した。
1982年に開発が始まり、1987年に量産が開始された。
誘導方式は赤外線誘導で、初期型では後方からしか攻撃できなかったが、改良型のPL-7Bではシーカーが改良されオールアスペクト発射能力を獲得した。
ミサイル前方部に固定カナードと飛行制御カナードを付けているので、見た目はフランス軍のマジック2に非常に似ている。
主な搭載機としては殲撃7や強撃5だが中国では運用されておらず、輸出用として生産されている。
主な輸出先としてはイラン、ジンバブエ、バングラデシュがある。
関連:霹靂2 マジック2
主な搭載機 †
カタログスペック †
全長 | 2.75m |
直径 | 15.7cm |
翼幅 | 66cm |
弾頭 | HE(12kg) |
推進方式 | 固体推進ロケットモーター |
最大速度 | M2.0 |
射程 | 14km |
G限界 | 35G |
誘導方式 | 赤外線誘導(PL-7) オールアスペクト赤外線誘導(PL-7B) |
主な種類 †
- 霹靂7(PL-7):
初期型。
- 霹靂7(PL-7B):
改良型。
シーカーが改良されオールアスペクト発射能力を獲得した。