Last-modified: 2016-12-25 (日) 11:04:50 (214d)

【殲撃5】(せんげきご)

中国で初めて国産化に成功した戦闘機MiG-17コピーである。
中国語では殲-5(殲撃5)を「ジエン・ウー」と呼ぶ。また「J-5」や「F-5」とも呼ばれる。
初期は56式と言う名前だったが、1964年から現在の殲撃5に改名されている。

開発は1955年から始まり、1956年に実戦配備と中国機の中では比較的スムーズに開発が出来た機体といえる。
ソ連製MiG-17との外見上の違いは殆どないが、あえて言えば胴体後部のエアブレーキの形状と排気ノズルが外部に露出している事で、そこを見れば簡単に見分ける事が出来る。

本機は1956年〜1986年にかけて大量に生産・配備されたほか、北朝鮮・ベトナム・カンボジア・アルバニアにも輸出され、多くの実戦で使用された。
なお、本家中国は1959年には生産を終了(合計767機)しており、1992年には中国軍から退役したが、練習機型の殲教5型は現在も一部の国で運用されている。

スペックデータ

タイプ殲撃5型
(J-5)
殲撃5A型
(J-5A)
殲教5型
(JJ-5/FT-5)
乗員パイロット1名パイロット2名
全長11.09m11.36m11.5m
全高3.8m
翼幅9.628m
翼面積22.6
空虚重量4,151kg4,080kg
全備重量6,000kg6,215kg
発動機ターボファン×1基
渦噴5型(WP-5)
推力25.5kN)
渦噴5D型(WP-5D)
(推力22.27kN)
最高速度
(高度5,000m)
1,130km/h1,145km/h1,048km/h
上昇率3,900m/min3,300m/min1,620m/min
実用上昇限度16,500m16,300m14,300m
航続距離
(高度10,000m、増槽搭載時)
1,424km1,730km1,230km
固定武装37型37mm機関砲×1門
23-1型23mm機関砲×2門
23-1型23mm機関砲×3門23-1型23mm機関砲×1門
AAM-RS-1/K-5またはPL-1(霹靂1)-


主なバリエーション

  • 殲撃5(J-5):
    初期型。
    MiG-17より航続距離が300km短い。

  • 殲撃5A型(J-5A):
    MiG-17PF/PFUに相当するレーダー搭載型。
    スペース上の関係で37mm機関砲が撤去されて、23mm機関砲に換装されている。
    RS-1/K-5(AA-1「アルカリ」)および中国版のPL-1(霹靂1)短射程AAMの運用能力を持つ。

  • 殲教5型(JJ-5/FT-5):
    複座の練習機型。
    輸出型はFT-5と呼ばれる。
    ソ連ではMiG-17の複座型は生産されなかったので、中国のオリジナル型と言える。


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