Last-modified: 2023-09-05 (火) 18:54:44 (86d)
【琉球エアーコミューター】 †
Ryukyu Air Commuter(RAC).
日本の航空会社の一つ。本社は沖縄県那覇市に所在。
日本航空グループの構成企業のひとつで、那覇空港をベースに、沖縄県及び鹿児島県の離島路線を運航している。
なお、出資関係上は日本航空の子会社である日本トランスオーシャン航空が株式の過半数を保有しており、日本航空から見れば「孫会社」にあたる。
また、ワンワールドのメンバーではないため、日本航空以外の航空会社でワンワールド・エメラルド会員のステータスを保有していても優先搭乗の対象にはならない。
運航エリアは同じ日本航空グループの日本トランスオーシャン航空と重複しているが、当社のフライトには700・800番台の便名がつけられており、日本トランスオーシャン航空との重複を回避している。
当社の歴史は、1982年から那覇―慶良間線を運航していた「公共施設地図航空」の経営危機に伴い、同路線の運航継続の受け皿として1985年に設立されたのに始まる。
公共施設地図航空が1986年に倒産して運航を停止した後、当社により1987年に那覇―慶良間線*2の運航を再開。
その後、1991年に南西航空の増資を受けて同社の傘下に入り*3、同社の路線の一部移管を受けるなどしてネットワークを拡大し現在に至る。
公式サイト:https://rac-okinawa.com/
運航機材 †
- ボンバルディアDHC-8-Q400CC:
2015〜2017年にかけて5機導入。同モデルのローンチカスタマーとなっている。
退役機材 †
- デ・ハビランド・カナダDHC-6「ツイン・オッター」:
1973年に当時の南西航空が導入した機材を1992年に移管されたもの。3機保有。1997〜2002年にかけて退役。 - ブリテン・ノーマンBN-2「アイランダー」:
創設当時から運用されていた機体。4機導入され、2003年〜2009年にかけて退役*4。 - ボンバルディアDHC-8-Q100:
4機導入。創設後初の客室乗務員が搭乗する機体であった。2016〜2017年にかけて退役。 - ボンバルディアDHC-8-Q300:
1機導入(機体記号:JA8936)。2019年退役*5、カナダへ売却された。
*1 なお、JALマイレージバンクでの搭乗履歴や日本航空グループのチェックインカウンターで発行される手荷物タグでは、親会社の日本トランスオーシャン航空と同じ「NU」と記載される。
*2 現在は同路線からは撤退している。
*3 同時に日本航空グループにも加盟。
*4 同機の退役に伴い、DHC-8が着陸できない800m級滑走路の空港(慶良間・粟国・波照間)から撤退している。
*5 定期運航終了は2018年1月。