Last-modified: 2023-06-14 (水) 21:28:06 (100d)
【予備自衛官補】 †
自衛隊の予備自衛官(予備役)制度のひとつ。
通常の予備自衛官制度と異なり、自衛隊での勤務経験を要求せず、民間から人材を公募する。
2001年から陸上自衛隊に導入され、2016年度からは海上自衛隊にも導入されている。
18歳以上34歳未満の若者を募集する「一般コース」と、55歳未満の専門技術者を募集する「技能コース」がある。
いずれの場合も、通常の予備自衛官登録者は対象外。当然ながら日本国籍を持たない者も対象外である。
選考を経て採用された候補者は、教育部隊で基礎教育・訓練を受ける。
訓練は一般コースが「3年以内に50日」、技能コースは「2年以内に10日」行われ、これを修了した時点で予備自衛官補を卒業し、通常の予備自衛官になる。
修了以前の段階では職務不適格であり、自衛隊に出動命令が出ても動員の対象にならない。
訓練修了後の階級は応募区分・資格・実務経験年数などから陸上・海上幕僚監部の監査を受ける。
基準はおおむね以下の通り。