Last-modified: 2022-05-21 (土) 07:55:43 (38d)

【北九州空港】(きたきゅうしゅうくうこう)

福岡県北九州市小倉南区と京都(みやこ)郡苅田町にまたがる人工島*1に所在する拠点空港
地域航空会社の「スターフライヤー」がハブ空港としている。
また、九州では初にして唯一の「24時間運用可能な空港」であり*2、これを生かして、エアージャパンが貨物便を運航している他、スターフライヤーが国内の定期旅客便で最も早い始発便*3と最も遅い最終便を運航している。

本空港の歴史は、大東亜戦争中の1944年、陸軍により当時の小倉市(現在の北九州市小倉南区)曽根に開設された「曽根飛行場」に始まる。
終戦後にアメリカ軍に接収されたが、1961年に日本に返還され、民間空港(第二種空港)として運用が開始され、北九州市の空の玄関口となっていた。

旅客定期便の運用が始まるまではグライダーの練習場としても使われていた。

民間飛行場としての運用開始後は、全日本空輸YS-11により大阪東京便を運航していたが、東以外の三方を山に囲まれ、霧が立ち込めやすい立地から欠航率が高く*4、また、1975年に山陽新幹線が博多まで開通したことにより乗客が新幹線に転移したこともあって、より大型・高性能の機体を運用できるように滑走路の延伸が求められた。
しかし、滑走路の一方は山に阻まれ、もう一方も曽根干潟に面していることから埋め立てができないことから滑走路の延伸は断念され、1983年に全日本空輸の定期便が廃止。

その後、苅田町沖の土砂処分場(現在の空港所在地)への移転が決まったが、完成までに時間がかかることから1991年に日本エアシステムMD-87による羽田への定期便が再開。
B747などの大型機も就航可能な)福岡便と利用圏域が競合することから苦戦が続いたが、最盛期には一日5便まで増強され、利用客数が伸びていった。

2006年、現在の周防灘に浮かぶ人工島へ機能が移転*5
2020年には福岡空港に所在していた海上保安庁第七管区海上保安本部福岡航空基地が本空港に移転、改称され「北九州航空基地」として開設された。

空港情報

種別拠点空港(国管理・旧第二種
滑走路2,500m×60m(18/36)*6
3レターコードKKJ
4レターコードRJFR
ILSカテゴリー
拠点航空会社スターフライヤー
設置・管理者日本国政府(国土交通省)



*1 空港事務所及びターミナルビルは北九州市側に所在するが、この区域は本土からは京都郡苅田町を経由しないと行けない「飛地」になっている。
*2 福岡空港は市街地に隣接しているため、騒音公害防止の観点から24時間の運用はできない。
*3 本空港5時30分発―羽田7時00分着。
*4 当時の欠航率は平均25%前後だった。
*5 当時は「新北九州空港」と呼ばれ、2008年に曽根の旧空港が廃止となって現在の名称に改められた。
*6 この滑走路位置は海上自衛隊小月航空基地の運用空域と近接し、自衛隊機の運用に支障が出るとして防衛庁が反対したが、「完成後の運用空域に制限を設ける」ことを条件としてこの方位に決まっている。

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