Last-modified: 2016-08-30 (火) 18:26:15 (205d)

【放射性廃棄物】(ほうしゃせいはいきぶつ)

原子炉核兵器などの何らかの工業用途に利用された後、廃棄される放射性物質
分類上、おおまかに「高レベル廃棄物」と「低レベル廃棄物」に分けられる。

低レベル放射性廃棄物は放射線作業員の私物、原子炉本体、劣化ウランなど、放射性物質が付着している疑いがあるか、あるいはさほど放射能の強くない放射性物質である。
これらは焼却、付着した放射性物質の除去などの処理を経た後、ドラム缶、プラスティック容器、セメントなどで固めれば通常のゴミとほぼ同様に扱う事ができる。
気体であれば有害な成分さえ除去すれば排気として放散できる。

高レベル放射性廃棄物は現在進行形で致死的な放射線を放ち続ける放射性物質であり、処理は困難を極める。
現状では浸蝕を防ぐために水分を取り除き、ガラスで固めてステンレス容器に収め、放射線を放つ際の熱が収まるまで数十年間にわたって冷却保管された後、地中深くに埋めて処理する方法がとられている。
しかし、この方法は後世まで負担を強いる点が問題視されており、また「保管体制は後世まで維持可能なのか」「放射性物質テロリスト等に奪取される可能性はないのか」など、運用体制に対する疑問の余地も多い。
このため、近年はマスドライバーや軌道エレベータの研究の発展に伴って無限の容量を持つゴミ箱として、宇宙へこれらの廃棄物を投棄する方法も考えられている。


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