Last-modified: 2017-04-02 (日) 10:25:37 (142d)

【隼(戦闘機)】(はやぶさ(せんとうき))

中島キ43・一式軽戦闘機」。

1930〜1940年代、中島飛行機製作所が開発・生産し、大日本帝国陸軍に採用された軽戦闘機
呼称・略称は「一式戦」、「一戦」、「ヨンサン」など。
連合国軍におけるコードネームは"Oscar(オスカー)"。

それまでの九七式戦闘機に代わる新型軽戦闘機として、海軍の零戦に次ぐ5,700機あまりが生産され、後の四式重戦闘機「疾風?」と並んで陸軍航空隊を代表する戦闘機として終戦まで活躍した。

また、当時戦意高揚のために制作された映画や流行歌の題材*1としても取り上げられ、一般国民にも親しまれた。

性能諸元(一式戦闘機二型)

試作名称キ43-II
乗員1名
全長8.92m
全高3.085m
全幅10.837m
翼面積22
翼面荷重117.7kg/
空虚重量1,975kg
正規全備重量2,590kg
発動機ハ115(栄21型)?空冷星形複列14気筒×1基(離昇1,150馬力)
プロペラ住友ハミルトン可変ピッチ3翅(直径2.80m)
最大速度
(高度6,000m)
初期型:515km/h
中期型:536km/h
後期型:548km/h
巡航速度
(高度4,000m)
355km/h
降下制限速度600km/h
上昇力4分48秒/高度5,000m
実用上昇限度10,500mないし11,215m
航続距離
(落下タンク有/正規)
3,000km/1,620km
武装ホ103 12.7mm機関砲×2門(機首、携行弾数各270発)
爆装翼下30〜250kg爆弾2発ないしタ弾(クラスター爆弾)2発


派生型

  • 一型(キ43-I):
    ハ25(公称970hp)発動機搭載の原型機。武装は7.7mm機銃×2挺。
    7.7mm弾対応の防弾タンク(防漏タンク)を装備。
    二型への改変により一線を退いた後は標的曳航機や訓練機として運用された。

    • 一型甲(キ43-I甲):
      一型と同様の機体を持つ初期生産型。

    • 一型乙(キ43-I乙):
      一型甲の機銃1丁を12.7mm機銃に置き換えた機体。

    • 一型丙(キ43-I丙):
      一型甲と同様の機体だが搭載機銃を12.7mm機銃×2門とした型。

  • 二型(キ43-II):
    一型の各部を改良した型。
    ハ115(公称1,020hp)発動機を搭載し、自動漏り止めタンク、3翅ペラを採用。
    機体構造も強化されて降下制限速度が650km/hまでに引き上げられている。

    • 二型甲(キ43-II甲):
      二型生産型。武装は12.7mm機銃×2門、250kg爆弾×2発。推力式集合排気管採用。

    • 二型乙(キ43-II乙):
      二型甲の装備品に小変更を加えた機体。機体下部に新型冷却器を装備。

    • 二型改(キ43-II改):
      二型甲、乙型両方の改良点を組み合わせた機体。
      推力式単排気管を採用し、最高速度を548km/hに引き上げた。

  • 三型甲(キ43-III甲):
    推力式単排気管仕様の最終生産型。
    発動機水メタノール噴射装置付きのハ115-II(公称1,230hp)を搭載。
    操縦席後部に容量70lの水メタノールタンクを新設し、推力式単排気管モデルの二型最後期型と異なり量産三型の排気管数は片側7本となる。

    • 三型乙(キ43-III乙):
      カウリング上部に膨らみを設け20mm機関砲×2門を装備したモデル。
      試作のみ。

  • 四型(キ43-IV):
    ハ45(公称1,650hp)発動機を搭載した型。計画のみ。


*1 大東亜戦争開戦当初に活躍した「飛行第64戦隊」を題材にした「加藤隼戦闘隊」など。

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