Last-modified: 2022-09-12 (月) 16:39:30 (374d)
【熱電発電】 †
温度差のある異種金属が接触すると電流が流れる現象(熱伝導効果・ゼーベック効果)を用いた発電方法。
熱電素子(熱伝導効果の生じる半導体)を電極に繋いで電気回路を作り、それを板状の熱源と放熱器で挟み込む方式が一般的。
小さな温度差でも動作でき、可動部が無く、信頼性が非常に高い。
しかし熱電素子の両端に効率良く温度差を与えることが難しく、エネルギー効率は低い。
また、発電量の限界が熱電素子の化学的な耐熱性に依存するため、大規模化が極めて困難。
このため、消費電力の低い時計などの小型機器に用いられている。
また、稼働による環境汚染が発生しないため、廃熱の有効利用としての研究も進められている。