Last-modified: 2012-06-18 (月) 21:30:53 (1774d)

【冬将軍】(ふゆしょうぐん)

軍隊が厳冬で活動する際、寒波と降雪は下手な敵軍以上に甚大な被害をもたらす事を指す比喩。

語源

1812年、ナポレオンがロシアに遠征した折の事。
フランス軍は40万以上の圧倒的兵力でロシア軍を一蹴し、首都モスクワを占領。
しかし、訪れた冬の厳しい寒さとロシア軍の時間稼ぎの焦土作戦によってフランス軍兵站が崩壊。
大量の凍死者・餓死者を目の当たりにし、かのナポレオンをして撤退を余儀なくされた。
その撤退行においてもロシア軍の執拗なゲリラ戦で大量の損害を被り、フランスに生還したのはわずか数万人であったという。

転じて、「ロシア軍には負けなかったが冬に負けた」として、ロシアの冬を「冬将軍」と呼ぶようになった。

同様の事例が第二次世界大戦中、ドイツ軍がソビエトに侵攻した際にも発生している。
モスクワ占領目前まで迫りながら冬期になって頓挫したことから、「ヒトラーも冬将軍には勝てなかった」としばしば槍玉に挙げられる。

関連:泥将軍


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