Last-modified: 2023-06-10 (土) 08:03:01 (114d)

【偵察】(ていさつ)

reconnaissance(偵察行為)/ scout(偵察する者).

情報を収集するための機動展開
特に近代軍隊はその性質上、動向の不明な敵に対する偵察を全ての行動の基礎に置く。

兵科を問わず、戦闘員として活動する人間は必ず基本的な偵察技術の習得を要求される。
また、兵器開発においても直接戦闘力以上に重視され、最先端の科学技術を応用した高価な機材が投入される。

関連:電子戦 データリンク ステルス

サルート(SALUTE)

兵士が偵察して敵を発見した際、報告すべきとされる6種類の情報を、それぞれの英単語の頭文字をとって「SALUTE」と呼ぶ。

敬礼(salute)との語呂合わせであるという。

以下に詳しく示す。

  • Size:敵の規模、人数ないし占有する敷地面積。
  • Activity:敵が行っていた行動。
  • Location:発見した位置。敵が移動していた場合は進行方向・移動手段・速度も。
  • Unit:敵の種別、国籍、兵科。
  • Time:発見した日付と時刻。
  • Equipment:敵の所持する装備、乗り物の種類。

類義語

斥候
大規模な部隊展開機動時に、進行経路上を偵察して先導する事。
追跡
戦闘後、撤退中の敵を偵察する事。
監視
定点に留まり、状況に変化がないか観察する事。偵察とは異なり、何かを探して居を移す事はない。
捜索
状況が定かでなく、目標が実在しない可能性がある段階での偵察。
哨戒
防御として行う索敵。奇襲を察知するために敵を捜索する事。
探査
敵の妨害を受ける事を想定せず、地形など流動性の低い情報を集める偵察。「下見」とも。
索敵
敵が存在すると断定した上で、その位置や状況を偵察する事。
威力偵察
偵察部隊それ自体が敵に発見される事を前提とする偵察の手法。しばしば戦闘を伴う。
隠密偵察と比べて短時間で決定的な情報を入手できる反面、敵が対策を取るため情報の価値・正確性が急速に漸減する。
レーダーなどで哨戒されていて隠密偵察が不可能な場合や、戦闘中に緊急の情報確認が必要になった場合に行われる。
隠密偵察
偵察部隊それ自体を敵の哨戒から隠蔽しながら行う偵察の手法。
戦闘を想定しないため人員の分散が可能で、多くの案件を同時並行的に偵察できる。
反面、個々の偵察行動に甚大な制限が課せられるため、得られる情報に大きな偏りが生じる。
重大情報は敵の眼前まで近づかなければ確認できない場合も多く、隠密偵察のみで十全な情報を得る事はできない。

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