Last-modified: 2017-08-24 (木) 19:55:41 (85d)

【直昇11】(ちょくしょうじゅういち)

中国がフランスのアエロスパシアル社(現エアバス・ヘリコプターズ)が開発・製造する小型ヘリコプターエキュレイユ」をリバースエンジニアリングした機体。
Z-11とも呼ばれる。
中国航空工業第二集団公司所属の晶河飛機工業集団公司と中国直昇機設計研究所が開発を担当した。

原型のエキュレイユと同様、コンパクトな機体として製作された。
軍用ヘリとしては偵察や輸送、軽攻撃など幅広い任務での使用が可能としており、中国軍では陸軍航空兵学院が「Z-11教練型」という名称で36機を訓練用ヘリコプターとして採用している。
また、アルゼンチンにも輸出されている。

スペックデータ

乗員1名
定員兵員5名
全長13.12m
全高3.24m
主ローター直径10.69m
空虚重量1,120kg
最大離陸重量2,200kg
エンジン渦軸8D(WZ-8D)ターボシャフト(出力683hp)×1基
最大速度278km/h
航続距離560km
上昇限度5,240m
ホバリング限界高度
地面効果あり/なし)
2,930m/3,700m
兵装紅箭8(HJ-8)ATMロケット弾機関銃


Z-11MB1
乗員1名
定員5名
全長13.12m
全高3.14m
全幅10.69m(ローター直径)
重量2,200kg
空虚重量1,176kg
最大離陸重量2,250kg
エンジンチュルボメカ・アリエル2B1Aターボシャフト(出力848hp)×1基
速度
(最大/巡航)
278km/h /258km/h
航続距離661km
上昇限度5,270m
ホバリング限界高度
(地面効果あり/なし)
3,369m/4,728m
武装7.62mm機関銃など(Z-11J)


主な派生型

  • Z-11:
    中国がリバースエンジニアリングした機体。
    エンジンは国産の渦軸8D(WZ-8D)ターボシャフトを搭載*1
    中国陸軍では教練型として採用されているほか、アルゼンチンにも輸出されている。

  • Z-11MB1:
    高地での運用が可能になった型。
    エンジンをアリエル2B1A(出力848hp)に換装したほか、アビオニクスの向上やGPS機材搭載なども実施されている。

  • Z-11ME1:
    CCTVなどで採用されている空中撮影型。

  • Z-11J(警用型):
    Z-11MB1ベースの治安任務型。
    7.62mm機銃やサーチライト、拡声器、暗視装置など治安任務用機材を搭載している。

  • Z-11W(武直11(WZ-11)):
    教練型ベースの攻撃ヘリコプター型。
    FCSやアビオニクスを強化し、紅箭8(HJ-8)対戦車ミサイルや、57mm・70mmロケット弾、12.7mm機銃など各種武装の搭載が可能。
    中国軍での配備は確認されていない。

  • Z-11N:
    農薬散布などを行う民生用の農業支援機。

  • Z-11(民間型):
    エンジンを米ハネウェル社製LTS101-700D-2ターボシャフトに換装した型。


*1 改良型はチュルボメカ アリエル2B1Aを搭載。

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