Last-modified: 2022-11-25 (金) 07:35:05 (185d)
【超軽量動力機】 †
Ultralight(米)/Microlight(欧).
非常に軽量かつ簡単な構造を有する動力付きの航空機。
定義は国によってまちまちだが、軽量かつ低速飛行の飛行機として定義されている。
ハンググライダーやパラシュートにエンジンとプロペラをつけただけの単純なものから、軽飛行機に類似した本格的な構造のものまである。
日本での定義 †
日本では国土交通省の規定により、以下のような機体をこう呼ぶ。
- 区分は「舵面操縦型」「体重移動操縦型」及び「パラシュート型」とする。
- 単座もしくは複座であること。
- 自重は、単座のものは180kg以下、複座のものは225kg以下。
- 翼面積は10平方メートル以上であること。
- 失速速度は65km/h以下であること。
- 最大水平速度185km/h以下であること。
- 推進力はプロペラによって得るものであること。
- 車輪、そり、フロートなどの着陸装置を装備したものであること。
- 燃料容量は、30リットル以下であること。
- 対気速度計及び高度計を装備したものであること。
運行には航空法上の許可を得る必要があるが、一般の航空機よりも簡素な手続きで運行が可能となる。
機体が耐空証明を得ている必要は無く、操縦者が技能証明を持っている必要もない。
ただし、家屋・道路の上を飛行する事は禁じられ、離陸地点と別の場所に着陸する事も認められていない。
実用的な用途は見いだされておらず、もっぱらレジャー・スポーツ用途に用いられる。