Last-modified: 2023-05-13 (土) 11:52:03 (16d)
【中央即応連隊】 †
概要 | |
創設 | 2008年(平成20年)3月26日 |
所属国 | 日本国 |
部隊編制単位 | 連隊*1 |
兵種、任務、特性 | 緊急展開・国際活動先遣 |
上級部隊 | 陸上総隊 (2018年3月までは中央即応集団) |
モットー | 「俺がやらねば誰がやる」 |
所在地 | 宇都宮駐屯地(栃木県宇都宮市) |
JGSDF Central Readiness Regiment (Light) :(CRR).
陸上自衛隊陸上総隊直轄部隊のひとつで、栃木県・宇都宮駐屯地に所在する。
陸上総隊の戦力の中核をなす戦闘部隊のひとつであり、海外派遣や国内の有事に対する緊急展開部隊として活動する。
災害やテロ・ゲリラ攻撃といった緊急事態には方面隊の増援部隊として迅速に対処・行動し、国際平和協力活動においては日本隊の先遣部隊となる。
本部隊のこうした性格・編成は、アメリカ陸軍の第75レンジャー連隊によく似ている。
こうした特性上、他の部隊よりも射撃訓練を重視しており「日本一実弾を使う部隊」とも呼ばれている。
また、隊員の1/3はレンジャーや空挺降下などの特殊技能を習得しているという。
2019年度〜2024年度の中期防衛力整備計画(31中期防)の期間中に、国際活動教育隊*2との合併による部隊の改編が予定されている。
編制 †
装備 †
- 車両
- 96式装輪装甲車(B型)
- 軽装甲機動車
- 輸送防護車
- 高機動車
- 73式小型トラック(1/2tトラック)
- 73式中型トラック(1 1/2tトラック)
- 73式大型トラック(3 1/2tトラック)
- 偵察用オートバイ
- 82式指揮通信車
- 中型セミトレーラ
- 1トン半救急車
- 83式地雷敷設装置
- 重レッカ
- 中型ドーザ
- トラッククレーン
- 小火器・火砲
- 9mm拳銃
- 89式5.56mm小銃
- 5.56mm機関銃MINIMI
- 対人狙撃銃(レミントン M24 SWS)
- 12.7mm重機関銃M2
- 84mm無反動砲
- 110mm個人携帯対戦車弾
- 01式軽対戦車誘導弾?
- 87式対戦車誘導弾?
- 81mm迫撃砲 L16
- 120mm迫撃砲 RT
- その他装備
- 個人用暗視装置 JGVS-V8
- 防弾チョッキ2型
- 対爆スーツ
- 国際平和協力活動用天幕
- 警戒監視塔
- 遠距離監視装置
*1 ただし、実兵員数は旅団及び方面混成団隷下の普通科連隊とほぼ同規模であり、列国の基準でいえば「増強独立歩兵大隊」程度の兵力である。
なお、当初計画では現在の倍近い兵員数での編制を予定していたが、予算や人員確保の関係で現在の姿になっている。
*2 2007年3月に創設された、国際平和協力活動に関する教育訓練・研究を任務とした陸上総隊(旧・中央即応集団)直轄の部隊。静岡県御殿場市の駒門駐屯地を本部所在地としている。